2002年仙台管区気象台発表予報

6月7日発表1ヶ月予報


 本情報は仙台管区気象台発表の1ヶ月予報内容をお知らせします.

○6月7日発表 1ヶ月予報(6月8日から7月7日)
<予想される向こう1か月の天候6月8日〜7月7日>
 向こう1か月の可能性の大きな天候は以下のとおりです。
 天気は概ね周期的に変化しますが、前線の影響を受けやすく、平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。
 向こう1か月の気温は高いでしょう。降水量と日照時間は平年並の見込みです。
 週別の気温は、1週目は高く、2週目は平年並、3〜4週目は平年並か高い見込みです。

<向こう1ヶ月の気温、降水量、日照時間の各階級の確率(%)>

向こう1か月の気温、降水量、日照時間、降雪量の各等級の確率(%)

<気温経過の各階級の確率(%)>

気温経過の各等級の確率(%)

向こう1か月:6月8日〜7月7日
 天気は概ね周期的に変化しますが、前線の影響を受けやすく、平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。
 平均気温は高いでしょう。

1週目:6月8日(土)〜6月14日(金)
 明後日(9日)と期間の終わりは気圧の谷の影響で天気のくずれる所がありますが、その他は高気圧に覆われて、概ね晴れるでしょう。
 平均気温は高いでしょう。

2週目:6月15日(土)〜6月21日(金)
 前線やオホーツク海高気圧の影響で、平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。 平均気温は平年並でしょう。
3〜4週目:6月21日(土)〜7月5日(金)
 前線の影響で平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。
 平均気温は平年並か高いでしょう。

東北地方地域平均気温平年差の実況と予測結果
 数値予報による週別の気温は、1週目は「高い」、2週目は「平年並」、3〜4週目は「高い」を予測している。予報は、その他の資料から3〜4週目を「平年並か高い」とする他は数値予報どおりとする。
 なお、数値予報の信頼度は大きい。

東北地方地域平均気温平年差の実況と予測結果

予想される天候に関する循環場の特徴(アンサンブル平均天気図)
・500hPa高度・偏差
 月平均で見ると、北部太平洋に中心をもつ正偏差域が日本付近に広がり、朝鮮半島〜東シナ海は弱い気圧の谷となる。
 週別(図略)では、1週目に本州付近を通る偏西風帯は、2週目以降南北2段に分流し、梅雨時期に特徴的な循環場となりそう。

・地上気圧と降水量
 月平均で見ると、日本の南岸には東西にまとまった降水域が広がる。
 週別(図略)では、1週目は降水の中心は南西諸島だが、2週目以降は月平均の分布に近く、東北地方も南部を中心にまとまった降水域がかかる見込み。

最近1週間(5月31日〜6月6日)の天候の経過
 期間の前半は、上空に寒気を伴う気圧の谷の影響で変わりやすい天気となり、東北北部を中心に雨や雷雨となる所があった。期間の後半は、高気圧に覆われ、概ね晴れで経過した。 平均気温は、東北地方で平年差+1.3℃と高かった。降水量は、東北北部で平年比134%と多く、東北南部で平年比39%と少なかった。日照時間は、東北北部で平年比123%と多く、東北南部で平年比159%とかなり多かった。
 気温偏差(℃)降水量(%)日照時間(%)
東北全域1.384142
東北日本海側0.8103130
東北太平洋側1.671151

 
GotoHome Prev Next Return Opinion
reigai@ml.affrc.go.jp