2002年仙台管区気象台発表予報

7月5日発表1ヶ月予報


 本情報は仙台管区気象台発表の1ヶ月予報内容をお知らせします.

○7月5日発表 1ヶ月予報(7月6日から8月5日)
<予想される向こう1か月の天候7月6日〜8月5日>
 向こう1か月の可能性の大きな天候は以下のとおりです。
 梅雨前線やオホーツク海高気圧の影響で、曇りや雨の日が平年より多いでしょう。
 なお、東北地方では梅雨明けが遅れる可能性があります。
 向こう1か月の気温は平年並か低く、降水量は平年並か多い、日照時間は平年並か少ない見込みです。
 週別の気温は、1週目と2週目は平年並、3〜4週目は平年並か低い見込みです。

<向こう1ヶ月の気温、降水量、日照時間の各階級の確率(%)>

向こう1か月の気温、降水量、日照時間、降雪量の各等級の確率(%)

<気温経過の各階級の確率(%)>

気温経過の各等級の確率(%)

向こう1か月:7月6日〜8月5日
 梅雨前線やオホーツク海高気圧の影響で、平年より曇りや雨の日が多いでしょう。
 なお、東北地方では、梅雨明けが遅れる可能性があります。
 平均気温は平年並か低いでしょう。

1週目:7月6日(土)〜7月12日(金)
 期間の前半は梅雨前線や気圧の谷の影響で、曇りや雨の日が多い見込みです。後半は高気圧に覆われ日本海側では晴れる所もありますが、太平洋側では湿った東よりの風の影響で曇りの日が多いでしょう。
 平均気温は平年並でしょう。

2週目:7月13日(土)〜7月19日(金)
 梅雨前線やオホーツク海高気圧の影響で、曇りや雨の日が多いでしょう。
 平均気温は平年並でしょう。

3〜4週目:7月19日(土)〜8月2日(金)
 梅雨前線やオホーツク海高気圧の影響で、平年より曇りや雨の日が多いでしょう。
 平均気温は平年並か低いでしょう。

東北地方地域平均気温平年差の実況と予測結果
 数値予報による週別の気温は、1 週目と2 週目は「平年並」、3〜4 週目は「低い」を予測している。予報は、その他の資料から3〜4 週目を「平年並か低い」とする他は数値予報どおりとする。
 なお、数値予報の信頼度は大きい。

東北地方地域平均気温平年差の実況と予測結果

予想される天候に関する循環場の特徴(アンサンブル平均天気図)
・500hPa高度・偏差
 月平均で見ると、日本の東海上から日本付近、さらに台湾にかけて負偏差。朝鮮半島付近に気圧の谷があり、沿海州に気圧の尾根がある。
 週別(図略)では、1 週目は月平均と同様だが、2 週目は朝鮮半島付近の気圧の谷がやや深まり、日本の東海上の負偏差が解消する。また、太平洋高気圧が日本の南海上に張り出す。3〜4 週目は朝鮮半島付近の気圧の谷はやや浅まるが、日本の東海上から東シナ海にかけて負偏差に覆われる。

・地上気圧と降水量
 月平均で見ると、日本の南海上が低圧部になっており、西日本中心にまとまった降水域が予想される。また、オホーツク海には高気圧があって、北日本に張り出す。
 週別(図略)では、1 週目は日本の南海上と日本海に低圧部があって、まとまった降水域が予想される。2 週目、3〜4 週目は地上気圧・降水域とも月平均と同様。

最近1週間(6月28日〜7月4日)の天候の経過
 この期間、前半は高気圧に覆われ概ね晴れたが、東北南部の太平洋側は湿った東よりの風の影響により曇りの日が多かった。後半は、梅雨前線や気圧の谷の影響で曇りや雨の日が多かった。
 なお、5日に東北太平洋側の日照不足に関する気象情報を発表した。
 平均気温は、東北地方で平年差-0.1℃と平年並だった。降水量は、東北地方で平年比78%と平年並だった。日照時間は、東北日本海側で平年比122%と多く、東北太平洋側で平年比82%と平年並だった。

 気温偏差(℃)降水量(%)日照時間(%)
東北全域-0.17899
東北日本海側+0.578122
東北太平洋側-0.57882

 
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