2008年仙台管区気象台発表予報

4月18日発表1ヶ月予報


 本情報は仙台管区気象台発表の1ヶ月予報内容をお知らせします.

○4月18日発表 1ヶ月予報(4月19日から5月18日までの天候見通し)

<特に注意を要する事項>
 期間の前半を中心に気温が高くなる見込みです。積雪の多いところでは、なだれのおそれがありますので注意して下さい。

<予想される向こう1か月の天候>
 向こう1か月の出現の可能性が最も大きい天候と特徴のある気温、降水量等の確率は以下のとおりです。
 東北日本海側は平年に比べ晴れの日が多く、東北太平洋側は平年と同様に晴れの日が多い見込みです。
 向こう1か月の平均気温は、高い確率が60%です。
 週別の気温は、1週目は東北日本海側で高い確率が70%、東北太平洋側で平年並の確率が50%です。2週目は高い確率が60%、3〜4週目は平年並または高い確率がともに40%です。

<向こう1か月の気温、降水量、日照時間の各階級の確率(%)>
【気  温】東北地方
【降 水 量】東北日本海側
【降 水 量】東北太平洋側
【日照時間】東北日本海側
【日照時間】東北太平洋側
凡例:低い(少ない)平年並高い(多い)
<気温経過の各階級の確率(%)>
1週目東北日本海側
1週目東北太平洋側
2週目東北地方
3〜4週目東北地方
凡例:低い平年並高い

1.可能性の大きな天候の特徴
向こう1か月:4月19日(土)〜5月18日(日)
 天気は数日の周期で変わるでしょう。東北日本海側は平年に比べ晴れの日が多く、東北太平洋側は平年と同様に晴れの日が多い見込みです。
 なお、向こう1 か月は期間の前半を中心に気温が高くなる見込みです。積雪の多いところでは、なだれのおそれがありますので注意して下さい。
 平均気温は高い確率が60%です。

1週目:4月19日(土)〜4月25日(金)
 期間のはじめと終わりは低気圧や気圧の谷の影響で曇りや雨の日がありますが、その他の日は高気圧に覆われておおむね晴れるでしょう。
 平均気温は東北日本海側で高い確率が70%、東北太平洋側で平年並の確率が50%です。

2週目:4月26日(土)〜5月2日(金)
 天気は数日の周期で変わるでしょう。東北地方は平年に比べ晴れの日が多い見込みです。
 平均気温は高い確率が60%です。

3〜4週目:5月3日(土)〜5月16日(金)
 天気は数日の周期で変わるでしょう。東北地方は平年と同様に晴れの日が多い見込みです。
 平均気温は平年並または高い確率がともに40%です。

2.東北地方の地域平均気温平年差の実況と数値予報による予測
 数値予報による週別のアンサンブル平均気温は、1週目、2週目は平年を上回り、3〜4週目は平年付近の予想となっている。

東北地方地域平均気温平年差の実況と予測結果

3.1か月平均と1,2週目の上空の大気の流れの予想(500hPa 予想天気図)
1か月平均:北日本を中心にカムチャツカ半島の南海上に中心を持つ正偏差におおわれ、気温は高くなる見込み。

1週目:カムチャツカ半島の南海上に中心を持つ正偏差が強く、北日本はその正偏差におおわれる。一方、日本の南海上は負偏差。低気圧や北偏した高気圧による東風の影響で、東北太平洋側では沿岸部を中心に曇りや雨の日が多くなる見込み。

2 週目:引き続き北日本を中心に正偏差におおわれ、気温は高くなる見込み。地上予想図では東北地方で降水量が多く予想されるところはなく、高気圧におおわれて晴れる日が多い見込み。

4.最近1週間(4 月11 日〜4 月17 日)の天候の経過
 この期間、低気圧と高気圧が交互に通過し、天気は短い周期で変わった。11 日と13 日から14日にかけては、南岸低気圧の影響で東北太平洋側を中心にまとまった雨となった。12 日と15 日から16 日にかけては、高気圧におおわれて晴れたところが多かった。
 平均気温は東北日本海側で高く、東北太平洋側で平年並。降水量は東北日本海側で少なく、東北太平洋側で平年並。日照時間は東北北部で平年並、東北南部で少ない。

 気温偏差(℃)降水量(%)日照時間(%)
東北全域+0.87087
日本海側+1.24085
太平洋側+0.69188
東北北部+0.769100
東北南部+1.07175
 
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