2008年仙台管区気象台発表予報

5月9日発表1ヶ月予報


 本情報は仙台管区気象台発表の1ヶ月予報内容をお知らせします.

○5月9日発表 1ヶ月予報(5月10日から6月9日までの天候見通し)

<特に注意を要する事項>
 期間のはじめは気温は低くなる見込みです。農作物の管理等に注意してください。

<予想される向こう1か月の天候>
 向こう1か月の出現の可能性が最も大きい天候と特徴のある気温、降水量等の確率は以下のとおりです。
 天気は数日の周期で変わるでしょう。東北日本海側は平年と同様に晴れの日が多く、東北太平洋側は平年に比べて晴れの日が少ない見込みです。
 なお、期間のはじめは気温は低くなる見込みです。
 向こう1か月の平均気温は、平年並または低い確率がともに40%です。日照時間は東北太平洋側で、平年並または少ない確率がともに40%です。
 週別の気温は、1週目は低い確率が80%です。

<向こう1か月の気温、降水量、日照時間の各階級の確率(%)>
【気  温】東北地方
【降 水 量】東北地方
【日照時間】東北日本海側
【日照時間】東北太平洋側
凡例:低い(少ない)平年並高い(多い)
<気温経過の各階級の確率(%)>
1週目東北地方
2週目東北地方
3〜4週目東北地方
凡例:低い平年並高い

1.可能性の大きな天候の特徴
向こう1か月:5月10日(土)〜6月9日(月)
 天気は数日の周期で変わるでしょう。東北日本海側は平年と同様に晴れの日が多く、東北太平洋側は平年に比べて晴れの日が少ない見込みです。
 なお、期間のはじめは気温は低くなる見込みです。
 平均気温は平年並または低い確率がともに40%です。

1週目:5月10日(土)〜5月16日(金)
 東北北部は、期間の前半は高気圧におおれておおむね晴れますが、期間の後半は気圧の谷の影響で曇りや雨となるでしょう。東北南部は、気圧の谷の影響で曇りの日が多く、期間の後半は雨の降る日がある見込みです。
 なお、期間の前半は、東北北部を中心に山沿いではおそ霜のおそれがあります。果樹など農作物の管理に注意が必要です。
 平均気温は低い確率が80%です。

2週目:5月17日(土)〜5月23日(金)
 天気は数日の周期で変わるでしょう。東北地方は平年と同様に晴れの日が多い見込みです。
 平均気温は各階級の確率の偏りは小さい。

3〜4週目:5月24日(土)〜6月6日(金)
 天気は数日の周期で変わるでしょう。東北日本海側は平年と同様に晴れの日が多い見込みです。東北太平洋側は低気圧の影響で平年に比べて晴れの日が少ない見込みです。
 平均気温は各階級の確率の偏りは小さい。

2.東北地方の地域平均気温平年差の実況と数値予報による予測
 数値予報による週別のアンサンブル平均気温は、1週目は平年を大きく下回り、2週目、3〜4週目は平年付近の予想となっている。

東北地方地域平均気温平年差の実況と予測結果

3.1か月平均と1,2週目の上空の大気の流れの予想(500hPa 予想天気図)
1か月平均: シベリアと中東から中国付近が正偏差、日本付近は東シナ海付近が中心の負偏差が本州以西にかかる。寒気の影響を受けやすく低温傾向が見込まれる。

1週目:シベリア付近は正偏差で、日本付近は日付変更線付近に中心を持つ負偏差がかかり、寒気の影響を受ける見込み。

2 週目: 東日本以東は正偏差。日本の南東海上で亜熱帯高気圧が強まる。西日本は負偏差で、日本付近は西谷傾向。気温は平年並にもどる見込み。

4.最近1週間(5 月2 日〜5 月8 日)の天候の経過
 この期間、移動性高気圧におおわれ晴れの日が多かったが、5 日には寒冷前線の通過により東北日本海側を中心に雨となった。寒気が入り込むことはなかったため気温が高くなり、各地で平年を大きく上回る気温となった。
 平均気温は東北地方でかなり高い。降水量は東北地方で少ない。日照時間は東北日本海側で多く、東北太平洋側で平年並。

 気温偏差(℃)降水量(%)日照時間(%)
東北全域+3.335112
日本海側+3.855125
太平洋側+2.920103
東北北部+3.245122
東北南部+3.426104
 
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