2008年仙台管区気象台発表予報
8月29日発表1ヶ月予報
本情報は仙台管区気象台発表の1ヶ月予報内容をお知らせします.
○8月29日発表 1ヶ月予報(8月30日から9月29日までの天候見通し)
<予想される向こう1か月の天候>
向こう1か月の出現の可能性が最も大きい天候と特徴のある気温、降水量等の確率は以下のとおりです。
天気は数日の周期で変わるでしょう。
向こう1か月の平均気温は、高い確率が50%です。
週別の気温は、1週目は東北日本海側で平年並または高い確率がともに40%、東北太平洋側で平年並の確率が50%、2週目、3〜4週目は東北地方で平年並または高い確率がともに40%です。
<向こう1か月の気温、降水量、日照時間の各階級の確率(%)>
【気 温】
東北地方
【降 水 量】
東北日本海側
【降 水 量】
東北太平洋側
【日照時間】
東北地方
凡例:
低い(少ない)
平年並
高い(多い)
<気温経過の各階級の確率(%)>
1週目
東北日本海側
1週目
東北太平洋側
2週目
東北地方
3〜4週目
東北地方
凡例:
低い
平年並
高い
1.可能性の大きな天候の特徴
向こう1か月
:8月30日(土)〜9月29日(月)
天気は数日の周期で変わるでしょう。東北地方は平年と同様に曇りや雨の日が多い見込み です。
平均気温は高い確率が50%です。
1週目
:8月30日(土)〜9月5日(金)
気圧の谷の影響で、期間のはじめと中頃は雨の降る日がありますが、その他の日は東北日本海側を中心に晴れるところが多いでしょう。
平均気温は東北日本海側で平年並または高い確率がともに40%、東北太平洋側で平年並の確率が50%です。
2週目
:9月6日(土)〜9月12日(金)
天気は数日の周期で変わるでしょう。東北地方は平年と同様に曇りや雨の日が多い見込みです。
平均気温は平年並または高い確率がともに40%です。
3〜4週目
:9月13日(土)〜9月26日(金)
天気は数日の周期で変わるでしょう。東北地方は平年と同様に曇りや雨の日が多い見込みです。
平均気温は平年並または高い確率がともに40%です。
2.東北地方の地域平均気温平年差の実況と数値予報による予測
数値予報による週別のアンサンブル平均気温は、1週目と2週目は平年を上回り、3〜4週目は平年付近の予想となっている。予報はその他の資料から1週目の東北太平洋側を平年並、3〜4週目の東北地方を平年並から高めに考える。
3.1か月平均と1,2週目の上空の大気の流れの予想(500hPa 予想天気図)
1か月平均
:華南から西日本の南海上にかけて負偏差で日本付近は西谷傾向。日本の南東海上は正偏差で本州付近も正偏差におおわれる。東北地方の天気は数日の周期で変わり、気温は高い見込み。
1週目
:中国東北区から華中にかけて気圧の谷となり日本付近は西谷傾向。一方、カムチャツカ半島付近は正偏差。東北地方は正偏差におおわれ高温傾向だが、太平洋側では湿った東よりの風の影響を受ける日もある見込み。
2 週目
:日本付近は西谷傾向。亜熱帯高気圧は1週目よりやや勢力を強める。東北地方の天気は数日の周期で変わり、気温は平年並か高い見込み。
4.最近1週間(8 月22 日〜8 月28 日)の天候の経過
この期間、22 日と27 日に晴れたところがあった他は、低気圧や前線、オホーツク海高気圧からの冷たく湿った東よりの風の影響を受け曇りや雨で東北太平洋側を中心に気温のかなり低い日が多かった。大雨となったところもあり、24 日は岩手県と宮城県で、28 日は福島県で浸水害や山がけ崩れ害が発生した。
平均気温は東北日本海側で低く、東北太平洋側でかなり低い。降水量は東北北部で平年並、東北南部で多い。日照時間は東北地方でかなり少ない。
気温偏差(℃)
降水量(%)
日照時間(%)
東北全域
-3.0
149
44
日本海側
-2.3
109
61
太平洋側
-3.5
178
33
東北北部
-2.8
106
50
東北南部
-3.2
188
39
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