2008年仙台管区気象台発表予報
9月26日発表1ヶ月予報
本情報は仙台管区気象台発表の1ヶ月予報内容をお知らせします.
○9月26日発表 1ヶ月予報(9月27日から10月26日までの天候見通し)
<特に注意を要する事項>
期間の前半は気温の変動が大きく、1週目は低く、2週目は高くなる見込みです。
<予想される向こう1か月の天候>
向こう1か月の出現の可能性が最も大きい天候と特徴のある気温、降水量等の確率は以下のとおりです。
天気は数日の周期で変わるでしょう。期間の前半は気温の変動が大きく、1週目は低く、2週目は高くなる見込みです。
向こう1か月の平均気温は、平年並または高い確率がともに40%です。
週別の気温は、1週目は低い確率が60%、2週目は高い確率が50%、3〜4週目は平年並または高い確率がともに40%です。
<向こう1か月の気温、降水量、日照時間の各階級の確率(%)>
【気 温】
東北地方
【降 水 量】
東北日本海側
【降 水 量】
東北太平洋側
【日照時間】
東北地方
凡例:
低い(少ない)
平年並
高い(多い)
<気温経過の各階級の確率(%)>
1週目
東北地方
2週目
東北地方
3〜4週目
東北地方
凡例:
低い
平年並
高い
1.可能性の大きな天候の特徴
向こう1か月
:9月27日(土)〜10月26日(日)
天気は数日の周期で変わるでしょう。
平均気温は平年並または高い確率がともに40%です。
なお、期間の前半は気温の変動が大きく、1週目は低く、2週目は高くなる見込みです。
1週目
:9月27日(土)〜10月3日(金)
期間のはじめと中頃は気圧の谷や寒気の影響で曇りや雨の日がありますが、その他の日は高気圧におおわれておおむね晴れるでしょう。
平均気温は低い確率が60%です。
2週目
:10月4日(土)〜10月10日(金)
天気は数日の周期で変わるでしょう。
平均気温は高い確率が50%です。
3〜4週目
:10月11日(土)〜10月24日(金)
天気は数日の周期で変わるでしょう。
平均気温は平年並または高い確率がともに40%です。
2.東北地方の地域平均気温平年差の実況と数値予報による予測
数値予報による週別のアンサンブル平均気温は、1週目は平年を下回り、2週目は平年を上回り、3〜4週目は平年をやや上回る予想となっている。
3.1か月平均と1,2週目の上空の大気の流れの予想(500hPa 予想天気図)
1か月平均
:日本付近を含む中緯度帯は広く正偏差で気温は高めが予想される。高緯度帯には、北欧の負偏差、バイカル湖付近の正偏差と波列が見られ、日本付近は正偏差ながらも気圧の谷となっている。このため、一時的に寒気の南下もある見込み。
1週目
:日本付近は負偏差、大陸側は正偏差で、寒気の南下しやすい大気の流れとなっている。期間の前半を中心に寒気が南下し、気温は低めが予想される。
2 週目
:日本付近から東海上は正偏差、華北から華南は負偏差で、西谷傾向。暖かく湿った空気が入り込みやすく、気温は高めが予想される。
4.最近1週間(9 月19 日〜9 月25 日)の天候の経過
この期間、移動性高気圧におおわれて晴れの日もあったが、短い周期で気圧の谷や低気圧が通過し、東北南部を中心に曇りや雨の日が多かった。期間の中頃までは南からの暖かい空気が入りやすく気温は高めで経過していたが、期間のおわりには寒気が南下し気温は低くなった。
平均気温は東北地方で高い。降水量は東北北部で少なく、東北南部で平年並。日照時間は東北日本海側で平年並、東北太平洋側で少ない。
気温偏差(℃)
降水量(%)
日照時間(%)
東北全域
+1.2
70
86
日本海側
+1.4
98
98
太平洋側
+1.1
51
78
東北北部
+1.4
36
88
東北南部
+1.1
101
85
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