2009年仙台管区気象台発表予報
7月24日発表1ヶ月予報
本情報は仙台管区気象台発表の1ヶ月予報内容をお知らせします.
○7月24日発表 1ヶ月予報(7月25日から8月24日までの天候見通し)
<特に注意を要する事項>
期間の前半を中心に日照時間が少ない見込みです。また、気温がかなり低くなるおそれがあります。農作物の管理等に十分注意してください。
<予想される向こう1か月の天候>
向こう1か月の出現の可能性が最も大きい天候と特徴のある気温、降水量等の確率は以下のとおりです。
東北地方は平年に比べ晴れの日が少ないでしょう。
向こう1か月の平均気温は低い確率が60%です。降水量は東北太平洋側で平年並または多い確率がともに40%です。日照時間は少ない確率が50%です。
週別の気温は、1週目、2週目は低い確率が50%、3〜4週目は平年並または低い確率がともに40%です。
<向こう1か月の気温、降水量、日照時間の各階級の確率(%)>
【気 温】
東北地方
【降 水 量】
東北日本海側
【降 水 量】
東北太平洋側
【日照時間】
東北地方
凡例:
低い(少ない)
平年並
高い(多い)
<気温経過の各階級の確率(%)>
1週目
東北地方
2週目
東北地方
3〜4週目
東北地方
凡例:
低い
平年並
高い
1.可能性の大きな天候の特徴
向こう1か月
:7月25日(土)〜8月24日(月)
東北地方は平年に比べ晴れの日が少ないでしょう。
寒気やオホーツク海高気圧の影響で、天気のぐずつく時期がある見込みです。
期間の前半を中心に日照時間が少ない見込みです。また、気温がかなり低くなるおそれがあります。農作物の管理等に十分注意してください。
平均気温は低い確率が60%です。
1週目
:7月25日(土)〜7月31日(金)
気圧の谷や梅雨前線の影響で曇りや雨の日が多いですが、期間の後半は晴れるところがあるでしょう。
平均気温は低い確率が50%です。
2週目
:8月1日(土)〜8月7日(金)
寒気やオホーツク海高気圧の影響で、東北地方は平年に比べ晴れの日が少ないでしょう。
平均気温は低い確率が50%です。
3〜4週目
:8月8日(土)〜8月21日(金)
寒気やオホーツク海高気圧の影響で、東北地方は平年に比べ晴れの日が少ないでしょう。
平均気温は平年並または低い確率がともに40%です。
2.東北地方の地域平均気温平年差の実況と数値予報による予測
地域平均気温平年差の予測資料では、週別の平均気温は、1週目、2週目、3〜4週目とも平年を下回る予想となっている。
3.月平均と1,2週目の上空の大気の流れの予想(500hPa 予想天気図)
1か月平均
:日本を含む中緯度帯は帯状に負偏差で、オホーツク海付近は正偏差。寒気の南下とオホーツク海高気圧の影響が見込まれ、寡照と低温が予想される。
1週目
:日本の東海上は正偏差、大陸から日本付近は負偏差で西谷傾向。東北地方は、前線や気圧の谷の影響を受ける見込み。また、オホーツク海付近が正偏差で、期間の中頃からオホーツク海高気圧による影響も見込まれる。
2 週目
:日本付近を含む中緯度帯は帯状に負偏差で、オホーツク海付近は正偏差。寒気の南下とオホーツク海高気圧による影響が見込まれる。
4.最近1週間(7 月17 日〜7 月23 日)の天候の経過
この期間、前線や低気圧の影響により曇りや雨の日が多かった。特に、18 日から19 日にかけて、前線や低気圧の影響で東北日本海側や東北北部では大雨となり、秋田県、岩手県、山形県で浸水害や山がけ崩れ害などが発生した。また、期間の後半は寒気が南下したため、東北北部を中心に気温は低くなった。
平均気温は東北北部で低く、東北南部で平年並。降水量は東北北部でかなり多く、東北南部で多い。日照時間は東北地方で少ない。
気温偏差(℃)
降水量(%)
日照時間(%)
東北全域
-0.7
209
63
日本海側
-0.9
268
56
太平洋側
-0.6
168
69
東北北部
-1.2
295
67
東北南部
-0.3
133
60
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