2010年仙台管区気象台発表予報

5月14日発表1ヶ月予報


 本情報は仙台管区気象台発表の1ヶ月予報内容をお知らせします.

○5月14日発表 1ヶ月予報(5月15日から6月14日までの天候見通し)

<予想される向こう1か月の天候>
 向こう1か月の出現の可能性が最も大きい天候と特徴のある気温、降水量等の確率は以下のとおりです。
 天気は数日の周期で変わるでしょう。
 向こう1か月の気温は、平年並または高い確率がともに40%です。
 週別の気温は、1週目は高い確率が60%です。

<向こう1か月の気温、降水量、日照時間の各階級の確率(%)>
【気  温】東北地方
【降 水 量】東北地方
【日照時間】東北地方
凡例:低い(少ない)平年並高い(多い)
<気温経過の各階級の確率(%)>
1週目東北地方
2週目東北地方
3〜4週目東北地方
凡例:低い平年並高い

1.可能性の大きな天候の特徴
向こう1か月:5月15日(土)〜6月14日(月)
 天気は数日の周期で変わるでしょう。
 平均気温は、平年並または高い確率がともに40%です。

1週目:5月15日(土)〜5月21日(金)
 期間の前半は高気圧に覆われておおむね晴れて、明日(15 日)は霜害のおそれがあります。期間の後半は気圧の谷や前線の影響で曇りや雨でしょう。
 平均気温は高い確率が60%です。

2週目:5月22日(土)〜5月28日(金)
 天気は数日の周期で変わるでしょう。東北地方は平年と同様に晴れの日が多い見込みです。
 平均気温は各階級の確率の偏りは小さい。

3〜4週目:5月29日(土)〜6月11日(金)
 天気は数日の周期で変わるでしょう。
 平均気温は各階級の確率の偏りは小さい。

2.東北地方の地域平均気温平年差の実況と数値予報による予測
 地域平均気温平年差の予測資料では、週別の平均気温は、1週目は平年を上回り、2週目、3〜4週目は平年付近の予想となっている。

東北地方地域平均気温平年差の実況と予測結果

3.月平均と1,2週目の上空の大気の流れの予想(500hPa 予想天気図)
1か月平均:日本を含む極東域は正偏差におおわれる。850hPa 気温予想図では、日本を挟んで北西側が正偏差、南東側が負偏差となる。高温傾向が予想される。

1週目:日本を含む極東域は正偏差におおわれる。850hPa 気温予想図では、中国東北区から日本付近が正偏差となる。高温が予想される。

2週目:アリューシャンの低気圧が明瞭で、カムチャッカ半島から日本の東海上は負偏差となる。850hPa 気温予想図では、負偏差域はカムチャッカ半島から北海道の一部で、東北地方では平年程度の気温が予想される。

4.最近1週間(5 月7 日〜5 月13 日)の天候の経過
 この期間、低気圧や前線の影響で曇りや雨の日が多かったが、期間の中頃は晴れの日もあった。11 日から12 日は日本海と日本の南岸から東海上を低気圧が北東に進み雨となり、大雨のところがあった。期間の後半は寒気が南下し、東北地方は低温となった。
 平均気温は東北地方で低い。降水量は東北北部でかなり多く、東北南部で多い。日照時間は東北北部でかなり少なく、東北南部で少ない。

 気温偏差(℃)降水量(%)日照時間(%)
東北全域-1.3212 67
日本海側-1.3169 69
太平洋側-1.3241 65
東北北部-1.8281 46
東北南部-0.8150 85
 
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