2010年仙台管区気象台発表予報

6月4日発表1ヶ月予報


 本情報は仙台管区気象台発表の1ヶ月予報内容をお知らせします.

○6月4日発表 1ヶ月予報(6月5日から7月4日までの天候見通し)

<予想される向こう1か月の天候>
 向こう1か月の出現の可能性が最も大きい天候と特徴のある気温、降水量等の確率は以下のとおりです。
 期間の前半は数日の周期で天気が変わり、後半は平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。
 週別の気温は、1週目は平年並の確率が50%、2週目は平年並または高い確率がともに40%です。

<向こう1か月の気温、降水量、日照時間の各階級の確率(%)>
【気  温】東北地方
【降 水 量】東北地方
【日照時間】東北地方
凡例:低い(少ない)平年並高い(多い)
<気温経過の各階級の確率(%)>
1週目東北地方
2週目東北地方
3〜4週目東北地方
凡例:低い平年並高い

1.可能性の大きな天候の特徴
向こう1か月:6月5日(土)〜7月4日(日)
 期間の前半は数日の周期で天気が変わり、後半は平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。
 平均気温は各階級の確率の偏りは小さい。

1週目:6月5日(土)〜6月11日(金)
 高気圧におおわれて日本海側を中心に晴れる日が多いでしょう。明日(5日)と期間の中頃は、気圧の谷の影響で曇りや雨の所がある見込みです。
 平均気温は平年並の確率が50%です。

2週目:6月12日(土)〜6月18日(金)
 天気は数日の周期で変わるでしょう。東北日本海側は平年と同様に晴れの日が多く、東北太平洋側は平年と同様に曇りや雨の日が多い見込みです。
 平均気温は平年並または高い確率がともに40%です。

3〜4週目:6月19日(土)〜7月2日(金)
 東北地方は平年と同様に曇りや雨の日が多い見込みです。
 平均気温は各階級の確率の偏りは小さい。

2.東北地方の地域平均気温平年差の実況と数値予報による予測
 地域平均気温平年差の予測資料では、週別の平均気温は、1週目と3〜4週目は平年付近、2週目は平年を上回る予想となっている。

東北地方地域平均気温平年差の実況と予測結果

3.月平均と1,2週目の上空の大気の流れの予想(500hPa 予想天気図)
1か月平均:日本付近は、正偏差に広くおおわれる。850hPa 気温予想図では、北日本は沿海州付近に中心をもつ正偏差におおわれるが、東北地方の偏差は小さい。平年程度の気温が予想される。

1週目:本州付近は沿海州に中心をもつ正偏差におおわれる。850hPa 気温予想図では、北日本は沿海州付近に中心をもつ正偏差におおわれるが、日本の南を中心に負偏差が広がる。東北地方は南部ほど偏差が小さく、平年並の気温が予想される。

2週目:日本付近は広く正偏差におおわれ、東北地方は高温傾向の気温が予想される。

4.最近1週間(5 月28 日〜6 月3 日)の天候の経過
 この期間、高気圧におおわれ晴れの日が多かった。期間のはじめは、寒気の影響で曇りや雨となった。気温は、寒気や東よりの風の影響で、低温となった。
 平均気温は東北地方でかなり低い。降水量は東北北部で少なく、東北南部でかなり少ない。日照時間は東北北部で多く、東北南部でかなり多い。

 気温偏差(℃)降水量(%)日照時間(%)
東北全域-2.6 12136
日本海側-2.4 19135
太平洋側-2.7 7137
東北北部-2.4 21134
東北南部-2.7 5138
 
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