水稲冷害研究チーム

水温観測の意義


水温観測の意義

 東北地域における水稲の作柄安定を確保するために,「東北地域水稲安定生産推進連絡協議会」を設置し,「早期警戒システム」を整備しています.このシステムの一環として,冷害等による生育変化の可能性を予測するとともに,冷害等による被害を回避・軽減させるための基礎資料を収集するため,水稲生育期間中の水源・用水路・圃場水温を測定しています.
 特に,冷害で最も恐い障害型冷害を回避するための対策技術は前歴深水や危険期の深水管理が最も有効であることは周知の通りです.しかし,深水管理といえ,灌水する水温が不稔障害を発生させるような温度水準では意味をなしません.そこで,水温の予測手法を確立することが急務となっています.
 水温データはそのための基礎資料として収集されています.
 この測定には東北6県の普及センター・土地改良区等のご支援をいただいています.
 
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