2001年仙台管区気象台発表予報

7月13日発表1ヶ月予報


 本情報は仙台管区気象台発表の1ヶ月予報内容をお知らせします.


7月6日発表 1ヶ月予報(7月14日から8月13日)

向こう1ヶ月の気温、降水量、日照時間、降雪量の各階級の確率(%)。

向こう1か月の気温、降水量、日照時間、降雪量の各等級の確率(%)

注)気温・降水量等は、「低い(少ない)」「平年並」「高い(多い)」の3つの階級で予報します。階級の幅は、1971〜2000年の30年間における各階級の出現率が等分(それぞれ33%)となるように決めてあります(気候的出現率と呼びます)。

<予想される天候の特徴(予報期間:7月14日〜8月13日)>
 この期間、太平洋高気圧に覆われ平年同様に晴れて暑い日もありますが、前線やオホーツク海高気圧の影響を受け天気のぐずつく時期もあるでしょう。
 平均気温は平年並か高いでしょう。
 向こう28日間の平年の晴れ日数:東北地方で約15日

<概 要>
[気  温]:東北地方は「平年並」か「高い」の可能性が大きく、その確率はそれぞれ40%です。「低い」の可能性は20%と小さい。
[降 水 量]:東北地方は「平年並」の可能性が最も大きく、その確率は50%です。「多い」の可能性が次に大きく、その確率は30%です。「少ない」の可能性は20%と小さい。
[日照時間]:東北地方は「平年並」の可能性が最も大きく、その確率は50%です。「少ない」の可能性が次に大きく、その確率は30%です。「多い」の可能性は20%と小さい。

○7月14日(土)から7月20日(金)
 期間の中頃にかけて梅雨前線の影響で雨や曇りの日が多いでしょう。その後は概ね晴れる見込みです。
 平均気温は高いでしょう。
 平年の晴れ日数:東北地方で約3日

○7月21日(土)から7月27日(金)
 太平洋高気圧に覆われ、平年同様に晴れの日が多いでしょう。
 平均気温は平年並でしょう。
 平年の晴れ日数:東北地方で約4日


○7月28日(土)から8月10日(金)
 太平洋高気圧に覆われ晴れて暑い日もありますが、寒気やオホーツク海高気圧の影響で天気のぐずつく時期がある見込みです。
 平均気温は平年並でしょう。
 平年の晴れ日数:東北地方で約8日

予想される天候に関する循環場の特徴(アンサンブル平均天気図)
・500hPa高度・偏差
 月平均で見ると、日本付近は北緯30度以北に広がる正偏差域に覆われる。太平洋高気圧は日本の南岸まで張り出すが、西への張り出しは弱く南西諸島から華南にかけて負偏差。
 週別(図略)では、2週目は太平洋高気圧が東北南部まで張り出すが、3〜4週目は弱まり関東付近まで後退する。ただし、2週目は西谷傾向で太平洋高気圧をまわって暖かく湿った気流が入りやすい。また、3〜4週目は月平均と同様、中国東北区付近に逆位相が予想される

・地上気圧と降水量
 月平均で見ると、日本付近は太平洋高気圧に覆われるが、カムチャッカ半島の南にも高気圧が予想される。降水域は広く日本付近に広がる。
 週別(図略)では、2週目は日本のはるか東海上に中心を持つ太平洋高気圧が西に張り出すが、南から暖かく湿った気流が入りやすい。3〜4週目は、太平洋高気圧の西への張り出しは2週目より弱まり、カムチャッカ半島の南の高気圧が顕著となり、東風の影響を受けやすく東北太平洋側を中心に天気のぐずつく時期がある。

・北日本850hPa気温平年差の時系列
 アンサンブルメンバーの平均は、1週目は下降しほぼ平年並になる。2週目にやや上昇するが、その後再び下降する。3週目からは平年を下回るメンバーもある。

東北地方地域平均気温平年差の実況と予測結果
 週別の気温は、1週目「平年並」、2週目「平年並」、3〜4週目「平年並」を予測している。
1週目は週間予報の資料から、「高い」に修正する。
 なお、予報の信頼度は大きい。


東北地方地域平均気温平年差の実況と予測結果

最近1週間の天候の経過
 東北地方は、6日に梅雨前線が南下し曇りや雨となったが、7〜9日は高気圧に覆われ晴れた。10日以降、東北北部では再び梅雨前線の影響で曇り、12日には雨となったが、東北南部では概ね晴れた。
 平均気温は、東北地方で平年差+1.9℃と高かった。降水量は、東北日本海側で平年比65%と平年並、東北太平洋側で平年比31%と少なかった。日照時間は、東北地方で平年比157%と多かった。


 気温偏差(℃)降水量(%)日照時間(%)
東北全域+1.945157
東北日本海側+1.465126
東北太平洋側+2.231179

 
GotoHome Prev Next Return Opinion
reigai@affrc.go.jp