2001年仙台管区気象台発表予報

8月24日発表1ヶ月予報



 本情報は仙台管区気象台発表の1ヶ月予報内容をお知らせします.

○8月24日発表 1ヶ月予報(8月25日から9月24日)
向こう1ヶ月の気温、降水量、日照時間、降雪量の各階級の確率(%)。

向こう1か月の気温、降水量、日照時間、降雪量の各等級の確率(%)

注)気温・降水量等は、「低い(少ない)」「平年並」「高い(多い)」の3つの階級で予報します。階級の幅は、1971〜2000年の30年間における各階級の出現率が等分(それぞれ33%)となるように決めてあります(気候的出現率と呼びます)。
<予想される天候の特徴(予報期間:8月25日〜9月24日)>
向こう1か月
 前半は、高気圧に覆われて晴れる日が多いでしょう。後半は、天気は周期的に変化しますが、平年同様曇りや雨の日が多いでしょう。
平均気温は平年並か高いでしょう。
向こう28日間の平年の晴れ日数:東北地方で約13日

○8月25日(土)から8月31日(金)
高気圧に覆われ、おおむね晴れるでしょう。 平均気温は平年並でしょう。平年の晴れ日数:東北地方で約4日
○9月1日(土)から9月7日(金)
高気圧に覆われて晴れる日が多いでしょう。 平均気温は平年並でしょう。平年の晴れ日数:東北地方で約3日
○9月8日(土)から9月21日(金)
天気は周期的に変化しますが、平年同様曇りや雨の日が多いでしょう。 平均気温は高いでしょう。平年の晴れ日数:東北地方で約6日
予想される天候に関する循環場の特徴(アンサンブル平均天気図)
・500hPa高度・偏差
 月平均で見ると、北緯37度付近を境に南は負偏差域、北は正偏差域が広がり、東北地方は正偏差に覆われる。
 週別(図略)では、2週目は、東北地方は正偏差域に覆われる。北海道付近に気圧の尾根が予想されている。3〜4週目は、東北地方は引き続き正偏差域に覆われる。高度場はほぼ平年同様で、上空の流れはゾーナルから西谷傾向で、天候は周期変化が基調となる。

・地上気圧と降水量
 月平均で見ると、太平洋高気圧は不明瞭。高気圧の軸は北海道付近に予想されている。日本付近には広く降水域が広がるが、まとまった凝結域は西日本中心。
 週別(図略)では、地上の気圧パターンは月平均とほぼ同様。2週目は、日本付近に降水域が広がるが弱い。3〜4週目は本州の南岸沿いに前線に対応するまとまった凝結が予想される。

・北日本850hPa気温平年差の時系列
 アンサンブルメンバーの平均は、はじめ下降するが、2週目に上昇し平年を上回る。その後は平年並から平年を上回る。
 ただし、各アンサンブルメンバーは2週目半ば以降バラツキが大き
東北地方地域平均気温平年差の実況と予測結果
 週別の気温は、1週目「低い」、2週目「平年並」、3〜4週目「高い」を予測している。
予報は1週目は週間予報の資料から「平年並」に修正する。2週目、3〜4週目は予測通り。
 なお、予報の信頼度は小さい。

東北地方地域平均気温平年差の実況と予測結果

最近1週間(8月17日〜8月23日)の天候の経過
 この期間、17日〜20日は高気圧に覆われて概ね晴れたが、東北太平洋側では曇るところもあった。その後、台風第11号が本州の太平洋沿岸を通過したため21〜22日は雨となり、東北太平洋側では大雨となる所もあった。23日には台風は北海道に抜け、移動性高気圧に覆われ概ね晴れて、東北太平洋側では8月に入ってはじめての真夏日になるところがあった。
平均気温は、東北日本海側で平年差-0.3℃と平年並、東北太平洋側で平年差-1.2℃と低かった。降水量は、東北日本海側で平年比73%と平年並、東北太平洋側で平年比138%と多かった。日照時間は、東北北部で平年比143%と多く、東北南部で平年比110%と平年並だった。

 気温偏差(℃)降水量(%)日照時間(%)
東北全域-0.8111125
東北日本海側-0.373125
東北太平洋側-1.2138125

 
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