2001年仙台管区気象台発表予報
9月7日発表1ヶ月予報
本情報は仙台管区気象台発表の1ヶ月予報内容をお知らせします.
○9月7日発表 1ヶ月予報(9月8日から10月7日)
向こう1ヶ月の気温、降水量、日照時間、降雪量の各階級の確率(%)。
注)気温・降水量等は、「低い(少ない)」「平年並」「高い(多い)」の3つの階級で予報します。階級の幅は、1971〜2000年の30年間における各階級の出現率が等分(それぞれ33%)となるように決めてあります(気候的出現率と呼びます)。
<予想される天候の特徴(予報期間:9月8日〜10月7日)>
向こう1か月
天気は概ね周期的に変わるでしょう。
平均気温は高いでしょう。
向こう28日間の平年の晴れ日数:東北地方で約13日
○9月8日(土)から9月14日(金)
期間の前半は気圧の谷が通り、東北太平洋側を中心に曇りの日がありますが、その後は概ね晴れるでしょう。なお、台風第15号の動きには注意してください。 平均気温は高いでしょう。 平年の晴れ日数:東北地方で約3日
○9月15日(土)から9月21日(金)
天気は周期的に変わるでしょう。 平均気温は高いでしょう。 平年の晴れ日数:東北地方で約3日
○9月22日(土)から10月5日(金)
天気は周期的に変わるでしょう。 平均気温は高いでしょう。 平年の晴れ日数:東北地方で約7日
予想される天候に関する循環場の特徴(アンサンブル平均天気図)
・500hPa高度・偏差
月平均で見ると、日本付近は東西に広がる正偏差に覆われ、寒気は南下しにくい。偏西風の流れは弱い西谷傾向を示すものの、ほほゾーナルで、天気は概ね周期的に変化する。
週別(図略)でも、日本付近正偏差でゾーナル〜弱い西谷が続く。
・地上気圧と降水量
月平均で見ると、日本のはるか東海上に太平洋高気圧があり、北海道付近に高気圧の軸が伸びる。日本付近には降水域が広がるが、前線に対応するようなまとまった降水域は見られない。
週別(図略)では、2週目、3〜4週目とも気圧配置は月平均と同様。降水域は本州の太平洋側を中心に日本付近に広がるが、弱い。
・北日本850hPa気温平年差の時系列
アンサンブルメンバーの平均は、はじめ平年を大きく上回り、その後も平年を上回る状態が続く。
ただし、各アンサンブルメンバーは2週目以降バラツキが大きくなる。ほとんどのメンバーは平年並から高めを予想しているが、強い低温を予想するメンバーもあ
東北地方地域平均気温平年差の実況と予測結果
週別の気温は、1週目、2週目、3〜4週目共に「高い」を予測しており、予報も各週とも「高い」。
なお、予報の信頼度は小さい。
最近1週間(8月31日〜9月6日)の天候の経過
この期間、天気は概ね周期的に変化した。北に偏った高気圧から冷たい東よりの風が入ることが多く、東北太平洋側を中心に低温となった。
31日は気圧の谷の通過で雨の所が多かった。1〜2日は高気圧に覆われ概ね晴れた。3〜4日は本州の南岸沿いを低気圧が通過したため、東北南部を中心に曇りや雨となった。5〜6日は高気圧に覆われ概ね晴れた。
平均気温は、東北日本海側で平年差-1.0℃、東北太平洋側で平年差-1.8℃とともに低かった。降水量は、東北北部で平年比40%と少なく、東北南部で平年比72%と平年並だった。日照時間は、東北日本海側で平年比134%と多く、東北太平洋側で平年比93%と平年並だった。
| 気温偏差(℃) | 降水量(%) | 日照時間(%) |
東北全域 | -1.5 | 57 | 110 |
東北日本海側 | -1 | 55 | 134 |
東北太平洋側 | -1.8 | 58 | 93 |
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