2002年仙台管区気象台発表予報

5月10日発表１ヶ月予報

　本情報は仙台管区気象台発表の１ヶ月予報内容をお知らせします．
○5月10日発表　１ヶ月予報（5月11日から6月10日）

＜予想される向こう１か月の天候5月11日〜6月10日＞
　向こう１か月の可能性の大きな天候は以下のとおりです。
　天気はおおむね周期的に変わるでしょう。東北日本海側では、平年と同様に晴れの日が多い見込みです。東北太平洋側では、オホーツク海高気圧の影響で、天気がぐずつく時期があるでしょう。
　向こう１か月の気温は平年並で、降水量も平年並、日照時間は、東北日本海側では平年並、東北太平洋側では平年並か少ない見込みです。
　週別の気温は、１週目、２週目、３〜４週目とも平年並の見込みです。

＜向こう１ヶ月の気温、降水量、日照時間の各階級の確率（％）＞

向こう１か月の気温、降水量、日照時間、降雪量の各等級の確率（％）

＜気温経過の各階級の確率（％）＞

気温経過の各等級の確率（％）

向こう１か月：5月11日〜6月10日
　天気はおおむね周期的に変わるでしょう。東北日本海側では、平年と同様に晴れの日が多い見込みです。東北太平洋側では、オホーツク海高気圧の影響で、天気がぐずつく時期があるでしょう。
　平均気温は平年並でしょう。

１週目：5月11日（土）〜5月18日（金）
　期間の初めは気圧の谷の影響で天気が崩れますが、その後は高気圧に覆われおおむね晴れるでしょう。
　平均気温は平年並でしょう。

２週目：5月18日（土）〜5月25日（金）
　天気はおおむね周期的に変わるでしょう。東北太平洋側では、オホーツク海高気圧の影響で、天気がぐずつく日があるでしょう。
　平均気温は平年並でしょう。

３〜４週目：5月25日（土）〜6月7日（金）
　天気はおおむね周期的に変わるでしょう。東北太平洋側では、オホーツク海高気圧の影響で、天気がぐずつく日があるでしょう。
　平均気温は平年並でしょう。

東北地方地域平均気温平年差の実況と予測結果
　気温は、1週目と2週目「平年並」、3〜4週目は「低い」を予測している。
　予報は、その他の資料から3〜4週目を「平年並」とする他は、予測どおりとする。
　なお、数値予報の信頼度は大きい。


東北地方地域平均気温平年差の実況と予測結果

予想される天候に関する循環場の特徴（アンサンブル平均天気図）
・500hPa高度・偏差
　月平均で見ると、東シベリア〜オホーツク海付近を中心に正偏差が広がるが、本州付近は弱い負偏差。このため、北日本付近の偏西風の流れは東西流が弱く、東北太平洋側を中心に、天気がぐずつく時期きがある見込み。
　週別（図略）では、1週目は北からの正偏差が日本付近を覆うが、2週目以降は月平均に似た分布で、オホーツク海高気圧に対応する東シベリア〜オホーツク海の気圧の尾根が明瞭。

・地上気圧と降水量
　月平均で見ると、日付変更線付近の太平洋とオホーツク海に高気圧が予想され、降水域は本州の南海上が中心。
　週別（図略）では、月平均と似た分布だが、3〜4週目に前線に対応するまとまった降水域が、本州の南海上に予想されている。

最近１週間（5月3日〜5月9日）の天候の経過
　東北北部では、低気圧と高気圧が交互に通過し、天気は周期的に変化した。東北南部では、前半天気は周期的に変化したが、後半は前線や低気圧の影響で曇りや雨の天気が続いた。3日の東北地方は、晴れて南から暖かい空気が流れ込み、夏日のところがあった。
　平均気温は、東北地方で平年差+1.1℃と高かった。降水量は、東北南部で平年比169％と多く、東北北部で平年比104％と平年並だった。日照時間は、東北南部で平年比79％と少なく、東北北部で平年比97％と平年並だった。

　気温偏差（℃）降水量（％）日照時間（％）
東北全域1.113887
東北日本海側1.216087
東北太平洋側1.012387

　
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