2002年仙台管区気象台発表予報
5月17日発表1ヶ月予報
本情報は仙台管区気象台発表の1ヶ月予報内容をお知らせします.
○5月17日発表 1ヶ月予報(5月18日から6月17日)
<予想される向こう1か月の天候5月18日〜6月17日>
向こう1か月の可能性の大きな天候は以下のとおりです。
天気はおおむね周期的に変わるでしょう。後半は、前線やオホーツク海高気圧の影響で、東北太平洋側を中心に、天気がぐずつく時期があるでしょう。
向こう1か月の気温は平年並か低く、降水量は平年並、日照時間は、東北日本海側では平年並、東北太平洋側では平年並か少ない見込みです。
週別の気温は、1週目は平年並、2週目は低い、3〜4週目は平年並の見込みです。
<向こう1ヶ月の気温、降水量、日照時間の各階級の確率(%)>
<気温経過の各階級の確率(%)>
向こう1か月:5月18日〜6月17日
天気はおおむね周期的に変わるでしょう。後半は、前線やオホーツク海高気圧の影響で、東北太平洋側を中心に天気がぐずつく時期があるでしょう。
平均気温は平年並か低いでしょう。
1週目:5月18日(土)〜5月24日(金)
期間の初めは低気圧や前線の影響でぐずついた天気となりますが、中頃からは高気圧に覆われおおむね晴れるでしょう。
平均気温は平年並でしょう。
2週目:5月25日(土)〜5月31日(金)
天気はおおむね周期的に変わるでしょう。
平均気温は低いでしょう。
3〜4週目:5月25日(土)〜6月7日(金)
天気はおおむね周期的に変わるでしょう。前線やオホーツク海高気圧の影響で、東北太平洋側を中心に、天気がぐずつく時期があるでしょう。
平均気温は平年並でしょう。
東北地方地域平均気温平年差の実況と予測結果
気温は、1週目、2週目、3〜4週目ともに「平年並」を予測している。
予報は、その他の資料から2週目を「低い」とする他は、予測どおりとする。
なお、数値予報の信頼度は小さい。
予想される天候に関する循環場の特徴(アンサンブル平均天気図)
・500hPa高度・偏差
月平均で見ると、日本付近から日本の東海上にかけて負偏差。オホーツク海にはオホーツク海高気圧に対応する気圧の尾根が予想される。日本付近は、梅雨期に特徴的な、大気の流れとなる。
週別(図略)では、2週目は、日本付近は負偏差で寒気の影響を受ける時期がある見込み。3〜4週目は、月平均とほぼ同様。高度場の偏差は、北日本では小さい。
・地上気圧と降水量
月平均で見ると、オホーツク海高気圧が平年より強い。ほぼ平年の位置に帯状の凝結域があり、北端が東北地方までかかる。
週別(図略)では、2週目はオホーツク海の高気圧が1週目よりやや北に偏る。凝結域は本州南岸まで南下。3〜4週目は、地上気圧は月平均と同様北高型。凝結域は東北地方まで北上する。
最近1週間(5月10日〜5月16日)の天候の経過
この期間、11日に低気圧が通過し、全域でまとまった降水となった。その後も前線や湿った東よりの風の影響で、東北太平洋側を中心に曇りの天気で、最高気温の低い所があった。後半は、高気圧に覆われ概ね晴れたが、気温は低い所が多かった。
平均気温は、東北地方で平年差-1.4℃と低かった。降水量は、東北地方で平年比73%と平年並だった。日照時間は、東北北部で平年比95%と平年並、東北南部で平年比68%と少なかった。
| 気温偏差(℃) | 降水量(%) | 日照時間(%) |
東北全域 | -1.4 | 73 | 81 |
東北日本海側 | -0.5 | 60 | 84 |
東北太平洋側 | -2.0 | 82 | 79 |
reigai@ml.affrc.go.jp