2002年仙台管区気象台発表予報
7月26日発表1ヶ月予報
本情報は仙台管区気象台発表の1ヶ月予報内容をお知らせします.
○7月26日発表 1ヶ月予報(7月27日から8月26日)
<予想される向こう1か月の天候>
向こう1か月の可能性の大きな天候は以下のとおりです。
太平洋高気圧に覆われ晴れて暑い日が多いでしょう。気圧の谷や寒気の影響で曇りや雷雨となる時期もある見込みです。
向こう1か月の気温は平年並、降水量は平年並、日照時間は平年並の見込みです。
週別の気温は、1週目、2週目、3〜4週目ともに平年並の見込みです。
<向こう1ヶ月の気温、降水量、日照時間の各階級の確率(%)>
<気温経過の各階級の確率(%)>
向こう1か月:7月27日〜8月26日
太平洋高気圧に覆われ晴れて暑い日が多いでしょう。気圧の谷や寒気の影響で曇りや雷雨となる時期もある見込みです。
平均気温は平年並でしょう。
1週目:7月27日(土)〜8月2日(金)
高気圧に覆われおおむね晴れの日が続くでしょう。
平均気温は平年並でしょう。
2週目:8月3日(土)〜8月9日(金)
太平洋高気圧に覆われ平年と同様に晴れの日が多いでしょう。
平均気温は平年並でしょう。
3〜4週目:8月3日(土)〜8月16日(金)
太平洋高気圧に覆われ晴れて暑い日が多いでしょう。気圧の谷や寒気の影響で曇りや雷雨となる時期もある見込みです。
平均気温は平年並でしょう。
東北地方地域平均気温平年差の実況と予測結果
数値予報による週別の気温は、1 週目、2 週目、3〜4 週目とも「平年並」を予測している。
予報は、1 週目、2 週目、3〜4 週目とも数値予報どおりとする。
なお、数値予報の信頼度は大きい。
予想される天候に関する循環場の特徴(アンサンブル平均天気図)
・500hPa高度・偏差
月平均で見ると、太平洋高気圧の本州付近への張り出しは平年よりやや強い。また、極東高緯度帯でも正偏差が広がる。日本の南海上から中国大陸東部にかけては負偏差。
週別(図略)では、1 週目は太平洋高気圧の日本付近への張り出しは強く、北日本から西日本にかけて正偏差。2 週目は、オホーツク海に気圧の尾根があり、北日本から東日本にかけては正偏差。3〜4 週目は月平均とほぼ同様。
・地上気圧と降水量
月平均で見ると、北日本からオホーツク海にかけて平年より気圧が高く予想されている。本州付近は弱い降水域に覆われている。
週別(図略)では、1 週目は日本付近に高気圧が張り出す。2 週目以降は、太平洋高気圧はやや北に偏って張り出す。1 週目、2 週目の降水域は関東以南。3〜4 週目の降水域は月平均とほぼ同様。
最近1週間(7月19日〜7月25日)の天候の経過
期間のはじめは、太平洋高気圧の縁辺を回って暖かく湿った空気が流れ込んだため、大気の状態が不安定となり、各地で雷雨となった。その後は、前線や湿った東よりの風の影響で曇りや雨の日もあったが、次第に晴れの日が多くなった。
なお、東北南部は7月23日頃、東北北部は7月25日頃に梅雨明けしたとみられる。(ただし、この梅雨明けの時期は暫定値であり、後日検証により確定されます。)
平均気温は、東北北部で平年差+0.8℃と平年並、東北南部で平年差+2.2℃と高かった。降水量は、東北地方で平年比91%と平年並。日照時間は、東北北部で平年比66%と少なく、東北南部で平年比93%と平年並だった。
| 気温偏差(℃) | 降水量(%) | 日照時間(%) |
東北全域 | +1.5 | 91 | 81 |
東北日本海側 | +1.8 | 108 | 86 |
東北太平洋側 | +1.3 | 79 | 77 |
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