2002年仙台管区気象台発表予報

8月2日発表1ヶ月予報


 本情報は仙台管区気象台発表の1ヶ月予報内容をお知らせします.

○8月2日発表 1ヶ月予報(8月3日から9月2日)
<予想される向こう1か月の天候>
向こう1か月の可能性の大きな天候は以下のとおりです。
高気圧に覆われ晴れて暑い日もありますが、前線やオホーツク海高気圧の影響で曇りや雨の日が多い見込みです。
向こう1か月の気温は平年並、降水量は平年並か多い、日照時間は平年並か少ないでしょう。
週別の気温は、1週目、2週目、3〜4週目ともに平年並の見込みです。

<向こう1ヶ月の気温、降水量、日照時間の各階級の確率(%)>

向こう1か月の気温、降水量、日照時間、降雪量の各等級の確率(%)

<気温経過の各階級の確率(%)>

気温経過の各等級の確率(%)

向こう1か月:8月3日〜9月2日
 高気圧に覆われ晴れて暑い日もありますが、前線やオホーツク海高気圧の影響で曇りや雨の日が多い見込みです。
 平均気温は平年並でしょう。

1週目:8月3日(土)〜8月9日(金)
 期間の初めと終わりは気圧の谷の影響で天気の崩れる所がありますが、その他の日は高気圧に覆われ概ね晴れるでしょう。
 平均気温は平年並でしょう。

2週目:8月10日(土)〜8月16日(金)
 高気圧に覆われ晴れる日もありますが、前線やオホーツク海高気圧の影響で曇りや雨の日が多い見込みです。
 平均気温は平年並でしょう。

3〜4週目:8月17日(土)〜8月30日(金)
 高気圧に覆われ晴れて暑い日もありますが、前線やオホーツク海高気圧の影響で曇りや雨の日もある見込みです。
 平均気温は平年並でしょう。

2.東北地方の地域平均気温平年差の実況と数値予報による予測
 数値予報による週別の気温は、1 週目「低い」、2 週目、3〜4 週目は「平年並」を予測している。
 予報は、1 週目を週間予報資料より「平年並」とし、2 週目、3〜4 週目は数値予報どおりとする。なお、数値予報の信頼度は大きい。

東北地方地域平均気温平年差の実況と予測結果

予想される天候に関する循環場の特徴(アンサンブル平均天気図)
・500hPa高度・偏差
 月平均で見ると、太平洋高気圧は日本の南東海上にあって、ほぼ平年並の勢力となる見込み。しかし、朝鮮半島は気圧の谷場となって、日本付近は東西に広く負偏差となる。また、サハリンではオホーツク海高気圧に対応する気圧の尾根が予想される。
 週別(図略)では、1 週目は太平洋高気圧の勢力が弱まり、日本付近は広く負偏差となるが、2 週目以降は太平洋高気圧の勢力が次第に強まる見込み。また、期間を通してオホーツク海には気圧の尾根が予想される。

・地上気圧と降水量
 月平均で見ると、太平洋高気圧は日本の南に張り出すが、オホーツク海高気圧も北日本に張り出し、日本付近は低圧部となって前線の影響を受け易い。降水域は日本付近を広く覆い、まとまった降水域もかかる。
 週別(図略)では、1 週目にオホーツク海高気圧の張り出しが弱いが、2 週目以降は月平均と同様で北日本に張り出す。日本付近の低圧部も各週に見られ、前線やオホーツク海高気圧の影響を受け易く、曇りや雨の日が多くなる見込み。

最近1週間(7月26日〜8月1日)の天候の経過
 高気圧に覆われ概ね晴れて厳しい暑さとなる所もあったが、後半は前線が南下してきたため東北北部では曇りや雨となった。
 平均気温は、東北北部で平年差+0.7℃と平年並、東北南部で平年差+1.6℃と高かった。降水量は、東北地方で平年比3%とかなり少なかった。日照時間は、東北北部で平年比106%と平年並、東北南部で平年比136%と多かった。

 気温偏差(℃)降水量(%)日照時間(%)
東北全域+1.23122
東北日本海側+1.12118
東北太平洋側+1.34124

 
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