2005年仙台管区気象台発表予報

5月27日発表1ヶ月予報


 本情報は仙台管区気象台発表の1ヶ月予報内容をお知らせします.

○5月27日発表 1ヶ月予報(5月28日から6月27日までの天候見通し)
<予想される向こう1か月の天候>
 向こう1か月の出現の可能性が最も大きい天候は以下のとおりです。
 天気は数日の周期で変化しますが、前線やオホーツク海高気圧の影響で天気がぐずつく時期がある見込みです。平年と同様に曇りや雨の日多いでしょう。
 向こう1か月の平均気温は平年並、降水量は平年並、日照時間は平年並でしょう。
 週別の気温は、1週目、2週目、3〜4週目とも平年並でしょう。

<向こう1ヶ月の気温、降水量、日照時間の各階級の確率(%)>

向こう1か月の気温、降水量、日照時間、降雪量の各等級の確率(%)

<気温経過の各階級の確率(%)>

気温経過の各等級の確率(%)

1.可能性の大きな天候の特徴
向こう1か月:5月28日(土)〜6月27日(月)
 天気は数日の周期で変化しますが、前線やオホーツク海高気圧の影響で天気がぐずつく時期がある見込みです。東北地方は平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。
 平均気温は平年並でしょう。

1週目:5月28日(土)〜6月3日(金)
 東北北部は、高気圧に覆われて晴れの日が多いでしょう。東北南部は、初め高気圧に覆われて晴れの日がありますが、その後は、気圧の谷の影響で曇りや雨の日が多い見込みです。
 平均気温は平年並でしょう。

2週目:6月4日(土)〜6月10日(金)
 天気は数日の周期で変化しますが、前線などの影響で曇りや雨の日が多いでしょう。
 平均気温は平年並でしょう。

3〜4週目:6月11日(土)〜6月24日(金)
 前線やオホーツク海高気圧の影響で天気がぐずつく時期があり、平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。
 平均気温は平年並でしょう。

2.東北地方の地域平均気温平年差の実況と数値予報による予測
 数値予報による週別の気温は、1 週目、2 週目、3〜4 週目とも「平年並」と予測している。予報は、数値予報通りとする。
 なお、数値予報の信頼度は小さい。

東北地方地域平均気温平年差の実況と予測結果

3.数値予報(アンサンブル平均天気図)による大気の流れの予想
500hPa高度・偏差:
 月平均では、西日本から大陸東岸が広く負偏差だが、東日本と北日本は正偏差で西谷傾向。日本の南東海上の高気圧は平年より強い。オホーツク海から日付変更線付近は負偏差が広がる。
 1 週目は九州南部以南と沿海州北部に負偏差があり、日付変更線付近でベーリング海峡から南に負偏差が広がる。バイカル湖付近に強い正偏差。2 週目は日本付近は南北に広く負偏差が広がり、西谷傾向。日本の南東海上の高気圧は平年より強い。3〜4 週目は西日本以西に負偏差が広がるが、東日本と北日本は正偏差。沿海州には気圧の尾根が予想される。

地上気圧と降水量:
 月平均では、太平洋高気圧の西への張り出しは平年より弱いが北への張り出しはほぼ平年並。北海道の東海上の高圧部は平年より強い。本州南岸は低圧部となり、まとまった降水域が予想される。
 1 週目は、太平洋高気圧が日本の北まで張り出す。まとまった降水域は本州の南岸沖。2 週目は、太平洋高気圧の日本付近への張り出しは平年より弱い。本州南岸は低圧部となり、まとまった降水域は東北地方以南。3〜4 週目は、太平洋高気圧の北への張り出しは平年並。千島列島付近の高圧部は平年より強い。また、三陸沖から本州南岸に等圧線のくびれがみられ、本州の南岸沖に中心を持つまとまった降水域が広く日本付近にかかる。

4.最近1週間(5 月20 日〜5 月26 日)の天候の経過
 この期間、半ばの22〜24日にかけては、低気圧や上層寒気の影響で曇りや雨となった。期間の初めは移動性高気圧に覆われて晴れたが、後半はオホーツク海高気圧の影響で気温の低い日が多かった。
 平均気温は東北日本海側で平年並、東北太平洋側で低い。降水量は東北地方で平年並。日照時間は東北地方で多い。

 気温偏差(℃)降水量(%)日照時間(%)
東北全域-0.585123
日本海側-0.394128
太平洋側-0.678119
東北北部-0.477121
東北南部-0.592124
 
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