2007年仙台管区気象台発表予報

8月31日発表1ヶ月予報


 本情報は仙台管区気象台発表の1ヶ月予報内容をお知らせします.

○8月31日発表 1ヶ月予報(9月1日から9月30日までの天候見通し)

<予想される向こう1か月の天候>  天気は数日の周期で変わるでしょう。期間のはじめは、気圧の谷や前線の影響により天気はぐずつく見込みです。東北地方は平年に比べ曇りや雨の日が多いでしょう。
 向こう1か月の平均気温は、高い確率が50%です。日照時間は東北太平洋側で平年並または少ない確率がともに40%です。
 週別の気温は、1週目、2週目は平年並または高い確率がともに40%、3〜4週目は高い確率が50%です。

<向こう1か月の気温、降水量、日照時間の各階級の確率(%)>
【気  温】東北地方
【降 水 量】東北日本海側
【降 水 量】東北太平洋側
【日照時間】東北日本海側<
【日照時間】東北太平洋側<
凡例:低い(少ない)平年並高い(多い)
<気温経過の各階級の確率(%)>
1週目東北地方
2週目東北地方
3〜4週目東北地方
凡例:低い平年並高い

1.可能性の大きな天候の特徴
向こう1か月:9月1日(土)〜9月30日(日)
 天気は数日の周期で変わるでしょう。期間のはじめは、気圧の谷や前線の影響により天気はぐずつく見込みです。東北地方は平年に比べ曇りや雨の日が多いでしょう。
 平均気温は、高い確率が50%です。

1週目:9月1日(土)〜9月7日(金)
 この期間、気圧の谷や前線の影響で曇りや雨の日が多いでしょう。
 平均気温は、平年並または高い確率がともに40%です。

2週目:9月8日(土)〜9月14日(金)
 天気は数日の周期で変わり、東北地方は平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。
 平均気温は、平年並または高い確率がともに40%です。

3〜4週目:9月15日(土)〜9月28日(金)
 天気は数日の周期で変わり、東北地方は平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。
 平均気温は、高い確率が50%です。

2.東北地方の地域平均気温平年差の実況と数値予報による予測
 数値予報による週別のアンサンブル平均気温は、1週目と3〜4週目は平年を上回り、2週目は平年付近の予想となっている。

東北地方地域平均気温平年差の実況と予測結果

3.月平均と1,2週目の上空の大気の流れの予想(500hPa 予想天気図)
1か月平均:日本を含む大陸から東海上までの中高緯度は広く正偏差。また、日本付近は西谷傾向で、気温は高めが予想される。

1週目:中国東北区から華中付近まで気圧の谷となり、東海上は太平洋高気圧が強く、日本付近は西谷となる。本州以南は帯状に負偏差が広がり、前線や低気圧の影響を受け天気がぐずつく。

2 週目: 1週目にみられた西谷は解消し、大陸から日本の東海上までの中緯度は広く正偏差。地上気圧では、北日本は大陸から東海上まで弱いながらも高圧部で等値線の間隔も広く、天気は数日の周期で変化する。

4.最近1週間(8 月24 日〜8 月30 日)の天候の経過
 この期間、24 日から26 日までは高気圧に覆われておおむね晴れた。27 日には朝鮮半島付近から伸びる前線の影響で、秋田県南部では27 日未明に短時間の激しい雨に見舞われ、由利本荘市では最大1時間降水量77 ミリ(本荘観測点)を観測し、土砂崩れや床上床下浸水が発生した。その後前線は次第に南下し、28 日以降は東北南部は曇りや雨の日が続いたが、東北北部では晴れるところが多かった。
 平均気温は東北地方で平年並。降水量は東北北部で少なく、東北南部で多い。日照時間は東北北部でかなり多く、東北南部で平年並。

 気温偏差(℃)降水量(%)日照時間(%)
東北全域0.078122
日本海側-0.186117
太平洋側+0.173125
東北北部+0.333153
東北南部-0.311894
 
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