2008年仙台管区気象台発表予報

6月6日発表1ヶ月予報


 本情報は仙台管区気象台発表の1ヶ月予報内容をお知らせします.

○6月6日発表 1ヶ月予報(6月7日から7月6日までの天候見通し)
<特に注意を要する事項>
1週目は高温の予想ですが、その後は寒気が入り低温となる見込みです。

<予想される向こう1か月の天候>
 向こう1か月の出現の可能性が最も大きい天候と特徴のある気温、降水量等の確率は以下のとおりです。
 東北地方は平年と同様に曇りや雨の日が多い見込みです。
 週別の気温は、1週目は高い確率が50%、2週目は低い確率が50%です。

<向こう1か月の気温、降水量、日照時間の各階級の確率(%)>
【気  温】東北地方
【降 水 量】東北地方
【日照時間】東北地方
凡例:低い(少ない)平年並高い(多い)
<気温経過の各階級の確率(%)>
1週目東北地方
2週目東北地方
3〜4週目東北地方
凡例:低い平年並高い

1.可能性の大きな天候の特徴
向こう1か月:6月7日(土)〜7月6日(月)
 期間のはじめは、天気は数日の周期で変わるでしょう。その後は、前線やオホーツク海高気圧の影響を受け、東北地方は平年と同様に曇りや雨の日が多い見込みです。
 なお、1週目は高温の予想ですが、その後は寒気が入り低温となる見込みです。
 平均気温は各階級の確率の偏りは小さい。

1週目:6月7日(土)〜6月13日(金)
 気圧の谷の影響で曇りや雨の日が多いですが、期間のはじめと中頃は高気圧におおわれて晴れる日があるでしょう。
 平均気温は高い確率が50%です。

2週目:6月14日(土)〜6月20日(金)
 天気は数日の周期で変わりますが、一時低気圧や前線の影響を受けるでしょう。東北地方は平年と同様に曇りや雨の日が多い見込みです。
 平均気温は低い確率が50%です。

3〜4週目:6月21日(土)〜7月4日(金)
 前線やオホーツク海高気圧の影響により、東北地方は平年と同様に曇りや雨の日が多い見込みです。
 平均気温は各階級の確率の偏りは小さい。

2.東北地方の地域平均気温平年差の実況と数値予報による予測
 数値予報による週別のアンサンブル平均気温は、1週目は平年を上回り、2週目と、3〜4週目は平年を下回る予想となっている。

東北地方地域平均気温平年差の実況と予測結果

3.1か月平均と1,2週目の上空の大気の流れの予想(500hPa 予想天気図)
1か月平均: 東日本以西は正偏差だが、日本の東海上は負偏差で、東北地方も弱い負偏差に覆われる。また、東シベリアからオホーツク海付近には偏西風の蛇行が見られる。東北地方は、前線やオホーツク海高気圧の影響を受ける時期がある見込み。

1週目: 亜熱帯高気圧が日本の南海上で勢力をやや強め、日本付近は西日本を中心に正偏差となる。東北地方も正偏差に覆われて、気温は高めに経過する見込み。

2 週目: 日本付近は正偏差だが、日本の東海上に負偏差が広がる。850hPa 気温予想図(図略)では東北地方は負偏差に覆われており、一時寒気の影響を受ける見込み。

4.最近1週間(5 月30 日〜6 月5 日)の天候の経過
 この期間、高気圧が東北地方より北をとおり、北高型の気圧配置となる日が多く、南岸低気圧や気圧の谷の影響も受けたため、曇りや雨の日が多かった。また、寒気が東北地方に流入したため、期間の前半を中心に気温のかなり低い日が多かった。
 平均気温は東北日本海側で低く、東北太平洋側でかなり低い。降水量は東北日本海側で平年並、東北太平洋側で多い。日照時間は東北地方でかなり少ない。

 気温偏差(℃)降水量(%)日照時間(%)
東北全域-2.012354
日本海側-1.49763
太平洋側-2.414148
東北北部-1.510259
東北南部-2.414148
 
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