2008年仙台管区気象台発表予報

6月13日発表1ヶ月予報


 本情報は仙台管区気象台発表の1ヶ月予報内容をお知らせします.

○6月13日発表 1ヶ月予報(6月14日から7月13日までの天候見通し)
<特に注意を要する事項>
1週目は低温となる見込みです。農作物の管理などに注意して下さい。

<予想される向こう1か月の天候>
 向こう1か月の出現の可能性が最も大きい天候と特徴のある気温、降水量等の確率は以下のとおりです。
 東北地方は、期間のはじめは平年に比べ晴れの日が多いですが、その後は平年と同様に曇りや雨の日が多い見込みです。
 週別の気温は、1週目は低い確率が60%です。

<向こう1か月の気温、降水量、日照時間の各階級の確率(%)>
【気  温】東北地方
【降 水 量】東北地方
【日照時間】東北地方
凡例:低い(少ない)平年並高い(多い)
<気温経過の各階級の確率(%)>
1週目東北地方
2週目東北地方
3〜4週目東北地方
凡例:低い平年並高い

1.可能性の大きな天候の特徴
向こう1か月:6月14日(土)〜7月13日(月)
 期間のはじめは、天気は数日の周期で変わるでしょう。その後は、前線やオホーツク海高気圧の影響を受け、東北地方は平年と同様に曇りや雨の日が多い見込みです。
 なお、1週目は低温となる見込みです。
 平均気温は各階級の確率の偏りは小さい。

1週目:6月14日(土)〜6月20日(金)
 気圧の谷や寒気の影響により、期間のはじめは曇りで雨のところがありますが、その後は高気圧におおわれて晴れの日もあるでしょう。
 平均気温は低い確率が60%です。

2週目:6月21日(土)〜6月27日(金)
 天気は数日の周期で変わりますが、一時低気圧や前線、オホーツク海高気圧の影響を受けるでしょう。東北地方は平年と同様に曇りや雨の日が多い見込みです。
 平均気温は各階級の確率の偏りは小さい。

3〜4週目:6月28日(土)〜7月11日(金)
 前線やオホーツク海高気圧の影響により、東北地方は平年と同様に曇りや雨の日が多い見込みです。
 平均気温は各階級の確率の偏りは小さい。

2.東北地方の地域平均気温平年差の実況と数値予報による予測
 数値予報による週別のアンサンブル平均気温は、1週目は平年を大きく下回り、2週目、3〜4週目は平年付近の予想となっている。

東北地方地域平均気温平年差の実況と予測結果

3.1か月平均と1,2週目の上空の大気の流れの予想(500hPa 予想天気図)
1か月平均:日本の東海上から東シナ海にかけて負偏差で、東北地方も負偏差となる。また、オホーツク海付近の高度は平年より高い。東北地方は、前線やオホーツク海高気圧の影響を受ける時期がある見込み。

1週目:中国東北区に強い正偏差の中心があり、日本海も正偏差となる。一方、日本の東海上は負偏差。850hPa 気温予想図では東北地方は負偏差となり、気温は低めに経過する見込み。

2 週目:日本の東海上から中国大陸にかけて負偏差が広がるが、850hPa 気温予想図では東北地方は弱い正偏差となる。また、オホーツク海付近は平年より高度が高く、東北地方は一時オホーツク海高気圧の影響を受ける見込み。

4.最近1週間(6 月6 日〜6 月12 日)の天候の経過
 この期間、6 日に本州の南東海上と日本海をそれぞれ北東に進んだ低気圧の影響により雨となった他は、気圧の谷の影響を受けることもあったが天気のくずれは小さく、晴れの日が多かった。
 平均気温は東北日本海側で平年並、東北太平洋側で高い。降水量は東北地方で平年並。日照時間は東北北部で多く、東北南部で平年並。

 気温偏差(℃)降水量(%)日照時間(%)
東北全域+0.987128
日本海側+0.470118
太平洋側+1.299135
東北北部+1.1108145
東北南部+0.769113
 
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