2008年仙台管区気象台発表予報

7月18日発表1ヶ月予報


 本情報は仙台管区気象台発表の1ヶ月予報内容をお知らせします.

○7月18日発表 1ヶ月予報(7月19日から8月18日までの天候見通し)
<予想される向こう1か月の天候>
 向こう1か月の出現の可能性が最も大きい天候と特徴のある気温、降水量等の確率は以下のとおりです。
 東北地方は平年と同様に晴れの日が多い見込みです。
 向こう1か月の平均気温は、高い確率が50%です。
 週別の気温は、1週目は東北地方で高い確率が50%、2週目は東北日本海側で平年並または高い確率がともに40%、3〜4週目は東北地方で平年並または高い確率がともに40%です。

<向こう1か月の気温、降水量、日照時間の各階級の確率(%)>
【気  温】東北地方
【降 水 量】東北地方
【日照時間】東北地方
凡例:低い(少ない)平年並高い(多い)
<気温経過の各階級の確率(%)>
1週目東北地方
2週目東北日本海側
2週目東北太平洋側
3〜4週目東北地方
凡例:低い平年並高い

1.可能性の大きな天候の特徴
向こう1か月:7月19日(土)〜8月18日(月)
 高気圧におおわれる日が多い見込みですが、一時気圧の谷や湿った東風の影響を受けるでしょう。東北地方は平年と同様に晴れの日が多い見込みです。
 平均気温は高い確率が50%です。

1週目:7月19日(土)〜7月25日(金)
 気圧の谷や前線の影響で曇りや雨の日が多いですが、期間のはじめと終わりは晴れる所があるでしょう。
 平均気温は高い確率が50%です。

2週目:7月26日(土)〜8月1日(金)
 高気圧におおわれる日が多い見込みですが、一時気圧の谷や湿った東風の影響を受けるでしょう。東北地方は平年と同様に晴れの日が多い見込みです。
 平均気温は東北日本海側は平年並または高い確率がともに40%、東北太平洋側は各階級の確率の偏りは小さい。

3〜4週目:8月2日(土)〜8月15日(金)
 高気圧におおわれて、東北地方は平年と同様に晴れの日が多い見込みです。
 平均気温は平年並または高い確率がともに40%です。

2.東北地方の地域平均気温平年差の実況と数値予報による予測
 数値予報による週別のアンサンブル平均気温は、1週目、2週目、3〜4週目いずれも平年付近の予想となっている。予報は、その他の資料から期間を通して高めに考える。

東北地方地域平均気温平年差の実況と予測結果

3.1か月平均と1,2週目の上空の大気の流れの予想(500hPa 予想天気図)
1か月平均:極東域は、中高緯度域はサハリン付近を中心に広く正偏差、低緯度域は広く負偏差。東北地方は正偏差で高温傾向が見込まれるが、東北太平洋側はオホーツク海高気圧の影響を受ける時期もある見込み。

1週目:日本付近は本州以北で正偏差、華中から日本の南海上にかけては負偏差。日本の東海上で高気圧の勢力が強いため、南からの暖気が入りやすく、気温は高くなる見込み。

2 週目:引き続き本州以北は正偏差、日本の南海上は負偏差。日本の北側では沿海州付近で気圧の尾根、千島近海で気圧の谷となっていて、東北太平洋側はオホーツク海高気圧の影響を受ける可能性もある。

4.最近1週間(7 月11 日〜7 月17 日)の天候の経過
 この期間、低気圧と高気圧が交互に通過し、天気は短い周期で変わった。11 日夜と14 日には、低気圧が津軽海峡付近を通過し、東北北部を中心にまとまった雨となった。12 日から13 日にかけてと15 日から16 日にかけては、高気圧におおわれて晴れるところが多かった。
 平均気温は東北地方で高い。降水量は東北北部で多く、東北南部で平年並。日照時間は東北北部で平年並、東北南部で多い。

 気温偏差(℃)降水量(%)日照時間(%)
東北全域+1.5106117
日本海側+1.311694
太平洋側+1.699132
東北北部+1.115594
東北南部+1.863137
 
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