2008年仙台管区気象台発表予報
7月25日発表1ヶ月予報
本情報は仙台管区気象台発表の1ヶ月予報内容をお知らせします.
○7月25日発表 1ヶ月予報(7月26日から8月25日までの天候見通し)
<予想される向こう1か月の天候>
向こう1か月の出現の可能性が最も大きい天候と特徴のある気温、降水量等の確率は以下のとおりです。
東北日本海側は平年に比べ晴れの日が多く、東北太平洋側は平年と同様に晴れの日が多い見込みです。
向こう1か月の平均気温は、平年並または高い確率がともに40%です。
週別の気温は、1週目は東北日本海側で平年並または高い確率がともに40%、東北太平洋側で平年並の確率が50%、2週目、3〜4週目は東北地方で平年並または高い確率がともに40%です。
<向こう1か月の気温、降水量、日照時間の各階級の確率(%)>
【気 温】
東北地方
【降 水 量】
東北地方
【日照時間】
東北日本海側
【日照時間】
東北太平洋側
凡例:
低い(少ない)
平年並
高い(多い)
<気温経過の各階級の確率(%)>
1週目
東北日本海側
1週目
東北太平洋側
2週目
東北地方
3〜4週目
東北地方
凡例:
低い
平年並
高い
1.可能性の大きな天候の特徴
向こう1か月
:7月26日(土)〜8月25日(月)
高気圧におおわれる日が多い見込みですが、一時気圧の谷や湿った東風の影響を受けるでしょう。東北日本海側は平年に比べ晴れの日が多く、東北太平洋側は平年と同様に晴れの日が多い見込みです。
平均気温は平年並または高い確率がともに40%です。
1週目
:7月26日(土)〜8月1日(金)
気圧の谷の影響で曇りの日が多く、期間のはじめは雨の降る日があるでしょう。期間の中頃は高気圧におおわれて晴れるところがある見込みです。
平均気温は東北日本海側で平年並または高い確率がともに40%、東北太平洋側で平年並の確率が50%です。
2週目
:8月2日(土)〜8月8日(金)
高気圧におおわれて、東北地方は平年と同様に晴れの日が多い見込みです。
平均気温は平年並または高い確率がともに40%です。
3〜4週目
:8月9日(土)〜8月22日(金)
高気圧におおわれて、東北地方は平年に比べ晴れの日が多い見込みです。
平均気温は平年並または高い確率がともに40%です。
2.東北地方の地域平均気温平年差の実況と数値予報による予測
数値予報による週別のアンサンブル平均気温は、1週目、2週目、3〜4週目いずれも平年付近の予想となっている。予報は、その他の資料から期間を通して高めに考える。
3.1か月平均と1,2週目の上空の大気の流れの予想(500hPa 予想天気図)
1か月平均
:日本付近は北日本中心に正偏差。一時気圧の谷や湿った東風の影響も受けるが、月をとおして見ると、太平洋高気圧におおわれて、晴れて気温の高い日が多い見込み。
1週目
:西日本を中心に太平洋高気圧におおわれ、日本付近は正偏差。一方、日本の東海上は負偏差。地上天気図では東北地方に降水域がかかり、天気はぐずつく見込み。また、北海道の東海上に高圧部があり、東北太平洋側は湿った東風の影響を受けやすい。
2 週目
:日本付近は広く正偏差。太平洋高気圧におおわれて、晴れて気温の高い日が多い見込み。
4.最近1週間(7 月18 日〜7 月24 日)の天候の経過
この期間、前線や気圧の谷の影響で曇りや雨の日が多かった。期間の前半は、18 日に気圧の谷が通過した後は晴れの日もあったが、湿った東風や気圧の谷の影響により曇りや雨となるところが多かった。期間の後半は、前線や気圧の谷の影響でまとまった雨となるところが多く、23 日には福島県会津若松市で浸水害が発生した。
平均気温は東北北部で平年並、東北南部で高い。降水量は東北日本海側で多く、東北太平洋側で平年並。日照時間は東北北部でかなり少なく、東北南部で少ない。
気温偏差(℃)
降水量(%)
日照時間(%)
東北全域
+1.4
120
45
日本海側
+1.6
116
50
太平洋側
+1.3
99
41
東北北部
+1.2
155
29
東北南部
+1.6
63
59
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