2011年仙台管区気象台発表予報

6月3日発表1ヶ月予報


 本情報は仙台管区気象台発表の1ヶ月予報内容をお知らせします.

○6月3日発表 1ヶ月予報(6月4日から7月3日までの天候見通し)
<予想される向こう1か月の天候>
 向こう1か月の出現の可能性が最も大きい天候と、特徴のある気温、降水量等の確率は以下のとおりです。
 平年に比べ曇りや雨の日が少ない見込みです。
 向こう1か月の降水量は、少ない確率50%です。日照時間は、東北日本海側で平年並または多い確率ともに40%です。
 週別の気温は、1週目は、高い確率60%です。2週目は、平年並または低い確率ともに40%です。

<向こう1か月の気温、降水量、日照時間の各階級の確率(%)>
【気  温】東北地方
【降 水 量】東北地方
【日照時間】東北日本海側
【日照時間】東北太平洋側
凡例:低い(少ない)平年並高い(多い)
<気温経過の各階級の確率(%)>
1週目東北地方
2週目東北地方
3〜4週目東北地方
凡例:低い平年並高い

1.可能性の大きな天候の特徴
向こう1か月:6月4日(土)〜7月3日(日)
 平年に比べ曇りや雨の日が少ないでしょう。
 向こう1か月の降水量は、少ない確率50%です。日照時間は、東北日本海側で平年並または多い確率ともに40%です。

1週目:6月4日(土)〜6月10日(金)
 気圧の谷や前線の影響で、東北南部を中心に曇りの日が多く、明日(4日)は雨の降るところがあるでしょう。期間のはじめと終わりは高気圧におおわれて晴れる日がある見込みです。
 気温は、高い確率60%です。

2週目:6月11日(土)〜6月17日(金)
 平年に比べ曇りや雨の日が少ないでしょう。オホーツク海高気圧が出現する見込みです。
 気温は、平年並または低い確率ともに40%です。

3〜4週目:6月18日(土)〜7月1日(金)
 平年に比べ曇りや雨の日が少ないでしょう。

2.東北地方の地域平均気温平年差の実況と数値予報による予測
 地域平均気温平年差の予測資料では、週別の平均気温は、1週目は平年を上回り、2週目、3〜4週目は平年付近の予想となっている。

東北地方地域平均気温平年差の実況と予測結果

3.月平均と1,2週目の上空の大気の流れの予想(500hPa 予想天気図)
1か月平均:日本付近は正偏差と負偏差の境界付近。東日本以北および日本の東海上が弱い負偏差で、北・東日本は東谷傾向のため南よりの湿った空気が流れ込みにくい。東北地方は一時寒気の影響を受ける見込み。また、この期間は梅雨前線の影響が小さい予想で、降水量は少ない見込み。

1週目:北緯40〜50 度帯では中国東北区を中心に負偏差だが偏差の大きさは小さい。北日本は西谷場となり、東北地方は暖かい南よりの風の影響を受け、高温が予想される。

2週目:バイカル湖付近が正偏差のリッジ場となる。その下流に位置する日本付近では弱い負偏差域が残る。オホーツク海高気圧の出現が見込まれ、東北地方は低温傾向が予想される。

4.最近1週間(5月27日〜6月2日)の天候の経過
 この期間、低気圧や前線の影響で曇りや雨の日が多かった。オホーツク海高気圧が出現し、期間の後半は冷たく湿った東よりの風が続いたため気温がかなり低くなった。また、29 日から30日にかけては、台風第2 号から変わった低気圧が日本の南岸を北東へ進んだ影響で東北太平洋側を中心に大雨となった。
 平均気温は東北日本海側で低く、東北太平洋側でかなり低い。降水量は東北地方でかなり多い。日照時間は東北地方でかなり少ない。

 気温偏差(℃)降水量(%)日照時間(%)
東北全域-2.1306 41
日本海側-1.3210 50
太平洋側-2.6373 34
東北北部-2.2251 53
東北南部-2.0355 30
 
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