2011年仙台管区気象台発表予報

8月5日発表1ヶ月予報


 本情報は仙台管区気象台発表の1ヶ月予報内容をお知らせします.

○8月5日発表 1ヶ月予報(8月6日から9月5日までの天候見通し)
<予想される向こう1か月の天候>
 向こう1か月の出現の可能性が最も大きい天候と、特徴のある気温、降水量等の確率は以下のとおりです。
 天気は数日の周期で変わるでしょう。
 向こう1か月の平均気温は、平年並または高い確率ともに40%です。
 週別の気温は、1週目は、平年並または高い確率ともに40%です。3〜4週目は、平年並または高い確率ともに40%です。

<向こう1か月の気温、降水量、日照時間の各階級の確率(%)>
【気  温】東北地方
【降 水 量】東北地方
【日照時間】東北地方
凡例:低い(少ない)平年並高い(多い)
<気温経過の各階級の確率(%)>
1週目東北地方
2週目東北地方
3〜4週目東北地方
凡例:低い平年並高い

1.可能性の大きな天候の特徴
向こう1か月:8月6日(土)〜9月5日(月)
 天気は数日の周期で変わるでしょう。
 向こう1か月の平均気温は、平年並または高い確率ともに40%です。

1週目:8月6日(土)〜8月12日(金)
 期間のはじめと終わりは気圧の谷や湿った気流の影響により、曇りの日が多く雨の降るところがありますが、その他の日は高気圧に覆われておおむね晴れるでしょう。
 気温は、平年並または高い確率ともに40%です。

2週目:8月13日(土)〜8月19日(金)
 天気は数日の周期で変わるでしょう。
 気温は、各階級の確率の偏りは小さい。

3〜4週目:8月20日(土)〜9月2日(金)
 天気は数日の周期で変わるでしょう。
 気温は、平年並または高い確率ともに40%です。

2.東北地方の地域平均気温平年差の実況と数値予報による予測
 地域平均気温平年差の予測資料では、週別の平均気温は、1週目、2週目、3〜4週目ともに平年を上回る予想となっているが、2週目は寒気の影響を見込んで平年程度と考える。

東北地方地域平均気温平年差の実況と予測結果

3.月平均と1,2週目の上空の大気の流れの予想(500hPa 予想天気図)
1か月平均:日本付近は正偏差となっているが、オホーツク海付近から日本の東海上にかけて負偏差となっている。太平洋高気圧が張り出し、東北地方は高温傾向が予想されるが、北からの寒気の影響を受けやすい見込み。

1週目:日本の西は負偏差、日本付近は正偏差、日本の東海上は負偏差となっている。太平洋高気圧が張り出し、東北地方は高温傾向が予想されるが、天気は周期的に変わる見込み。

2週目:東シベリアから東日本付近にかけて広く負偏差となって、太平洋高気圧の張り出しが弱くなる。東北地方は北からの寒気の影響を受けやすく、天気は周期的に変わり、降水量はやや多い見込み。

4.最近1週間(7月29日〜8月4日)の天候の経過
 この期間、オホーツク海高気圧が東北地方に張り出し、ヤマセの影響を受けた東北太平洋側では曇りや雨の日が多く、東北日本海側では晴れの日が多かった。期間のはじめは、北陸から東北南部にかけて前線が停滞し活動が活発になったため新潟県から福島県で豪雨となった。また、上空に寒気が入り大気の状態が不安定となって秋田県、岩手県、宮城県、山形県で大雨となったところがあった。
 平均気温は東北日本海側で平年並、東北太平洋側で低い。降水量は東北北部で少なく、東北南部で平年並。日照時間は東北日本海側で平年並、東北太平洋側でかなり少ない。

 気温偏差(℃)降水量(%)日照時間(%)
東北全域-1.3 61 61
日本海側-0.6 45106
太平洋側-1.8 72 30
東北北部-1.0 16 79
東北南部-1.5101 46
 
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