2011年仙台管区気象台発表予報
8月26日発表1ヶ月予報
本情報は仙台管区気象台発表の1ヶ月予報内容をお知らせします.
○8月26日発表 1ヶ月予報(8月27日から9月26日までの天候見通し)
<予想される向こう1か月の天候>
向こう1か月の出現の可能性が最も大きい天候と、特徴のある気温、降水量等の確率は以下のとおりです。
天気は数日の周期で変わるでしょう。平年に比べ晴れの日が多い見込みです。
向こう1か月の平均気温は、高い確率50%です。降水量は、東北日本海側で平年並または少ない確率ともに40%、東北太平洋側で多い確率50%です。日照時間は、平年並または多い確率ともに40%です。
週別の気温は、1週目は、平年並または高い確率ともに40%です。2週目は、平年並または高い確率ともに40%です。3〜4週目は、平年並または高い確率ともに40%です。
<向こう1か月の気温、降水量、日照時間の各階級の確率(%)>
【気 温】
東北地方
【降 水 量】
東北日本海側
【降 水 量】
東北太平洋側
【日照時間】
東北地方
凡例:
低い(少ない)
平年並
高い(多い)
<気温経過の各階級の確率(%)>
1週目
東北地方
2週目
東北地方
3〜4週目
東北地方
凡例:
低い
平年並
高い
1.可能性の大きな天候の特徴
向こう1か月
:8月27日(土)〜9月26日(月)
天気は数日の周期で変わるでしょう。平年に比べ晴れの日が多い見込みです。
向こう1か月の平均気温は、高い確率50%です。降水量は、東北日本海側で平年並または少ない確率ともに40%、東北太平洋側で多い確率50%です。日照時間は、平年並または多い確率ともに40%です。
1週目
:8月27日(土)〜9月2日(金)
期間の前半は高気圧におおわれて晴れるところがありますが、期間の後半は気圧の谷や湿った気流の影響で曇りや雨の日が多いでしょう。
気温は、平年並または高い確率ともに40%です。
2週目
:9月3日(土)〜9月9日(金)
高気圧におおわれて、東北地方は平年に比べ晴れの日が多いでしょう。
気温は、平年並または高い確率ともに40%です。
3〜4週目
:9月10日(土)〜9月23日(金)
天気は数日の周期で変わり、東北地方は平年に比べ晴れの日が多いでしょう。
気温は、平年並または高い確率ともに40%です。
2.東北地方の地域平均気温平年差の実況と数値予報による予測
地域平均気温平年差の予測資料では、週別の平均気温は、1週目、2週目は平年付近、3〜4週目は平年を上回る予想となっている。
3.月平均と1,2週目の上空の大気の流れの予想(500hPa 予想天気図)
1か月平均
:日本付近はやや西谷傾向で、南から暖かい空気が入りやすい。華南付近から日本の南東海上へと帯状に負偏差が広がるが、日本付近はカムチャツカ半島付近に中心をもつ顕著な正偏差域におおわれる。東北地方は高温が予想される。
1週目
:日本の南海上の台風および亜熱帯ジェット気流の蛇行により、中国東部から東日本にかけて広く負偏差におおわれる。一方、オホーツク海付近を中心とした顕著な正偏差域が北日本までかかる。東北地方は高温傾向が予想される。
2週目
:亜熱帯ジェット気流は蛇行し、中国東北区から東日本にかけての広い範囲で負偏差、北日本からカムチャツカ半島の東にかけて正偏差となる。日本付近は西谷傾向で、南から暖かい空気が入りやすい。東北地方は高温傾向が予想される。
4.最近1週間(8月19日〜8月25日)の天候の経過
この期間、前半は本州の南岸に、後半は東北地方に前線が停滞し、東北地方では雨の日が続いた。20 日から22 日にかけては東北太平洋側で、23 日から25 日にかけては東北日本海側を中心に大雨となったところがあった。
平均気温は東北地方で低い。降水量は東北地方で多い。日照時間は東北地方でかなり少ない。
気温偏差(℃)
降水量(%)
日照時間(%)
東北全域
-1.7
148
28
日本海側
-1.7
165
34
太平洋側
-1.7
136
24
東北北部
-1.4
149
40
東北南部
-1.9
147
17
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