2013年仙台管区気象台発表予報

2月22日発表1ヶ月予報


 本情報は仙台管区気象台発表の1ヶ月予報内容をお知らせします.

○2月22日発表 1ヶ月予報(2月23日から3月22日までの天候見通し)

<予想される向こう1か月の天候>
向こう1か月の出現の可能性が最も大きい天候と、特徴のある気温、降水量等の確率は以下のとおりです。
 東北日本海側では、平年に比べ曇りや雪または雨の日が多いでしょう。東北太平洋側では、平年と同様に晴れの日が多い見込みです。
 向こう1か月の平均気温は、平年並または低い確率ともに40%です。降水量は、東北日本海側で平年並または多い確率ともに40%です。日照時間は、東北日本海側で平年並または少ない確率ともに40%です。
 週別の気温は、1週目は、低い確率70%です。2週目は、平年並または高い確率ともに40%です。

<向こう1か月の気温、降水量、日照時間の各階級の確率(%)>
【気  温】東北地方
【降 水 量】東北日本海側
【降 水 量】東北太平洋側
【日照時間】東北日本海側
【日照時間】東北太平洋側
凡例:低い(少ない)平年並高い(多い)
<気温経過の各階級の確率(%)>
1週目東北地方
2週目東北地方
3〜4週目東北地方
凡例:低い平年並高い

1.可能性の大きな天候の特徴
向こう1か月:2月23日(土)〜3月22日(金)
 低気圧や気圧の谷が数日の周期で通過し、通過後は一時冬型の気圧配置となるでしょう。東北日本海側では平年に比べ曇りや雪または雨の日が多く、東北太平洋側では平年と同様に晴れの日が多い見込みです。
 向こう1か月の平均気温は、平年並または低い確率ともに40%です。降水量は、東北日本海側で平年並または多い確率ともに40%です。日照時間は、東北日本海側で平年並または少ない確率ともに40%です。

1週目:2月23日(土)〜3月1日(金)
 気圧の谷や寒気の影響で、曇りや雪または雨の日が多いですが、期間の中頃は高気圧に覆われて晴れる日があるでしょう。なお、明日(23日)から明後日(24日)にかけて冬型の気圧配置が強まり、東北日本海側を中心に荒れた天気となるでしょう。
 気温は、低い確率70%です。

2週目:3月2日(土)〜3月8日(金)
 気圧の谷の影響を受けやすいでしょう。東北日本海側では平年に比べ曇りや雪または雨の日が多く、東北太平洋側では平年に比べ晴れの日が少ない見込みです。
 気温は、平年並または高い確率ともに40%です。

3〜4週目:3月9日(土)〜3月22日(金)
 低気圧や気圧の谷が数日の周期で通過し、通過後は一時冬型の気圧配置となるでしょう。東北日本海側では平年と同様に曇りや雪または雨の日が多く、東北太平洋側では平年と同様に晴れの日が多い見込みです。
 気温は、各階級の確率の偏りは小さい。

2.東北地方の地域平均気温平年差の実況と数値予報による予測
 地域平均気温平年差の予測資料では、週別の平均気温は、1週目は平年を下回り、2週目、3〜4週目は平年を上回る予想となっている。3〜4週目はその他の資料から平年程度と考える。

東北地方地域平均気温平年差の実況と予測結果

3.月平均と1,2週目の上空の大気の流れの予想(500hPa 予想天気図)
1か月平均:ユーラシア南部や北太平洋北部では広く正偏差、北・東日本は負偏差となる。東北地方は一時強い寒気の影響を受ける見込みで、低温傾向が予想される。

1週目:華中を中心に正偏差、日本付近から日本の東は負偏差となる。東谷の流れとなり、前半を中心に強い寒気が入る見込み。東北地方は低温が予想される。

2週目:日本付近は引き続き負偏差に覆われるが、東北地方は西谷傾向の流れとなる。低気圧や気圧の谷の影響を受けやすく、暖気の入る時期がある見込み。高温傾向が予想される。

4.最近1週間(2月15日〜2月21日)の天候の経過
 期間のはじめと中頃に低気圧が日本付近を通過し、低気圧の通過後は冬型の気圧配置となった。東北地方は曇りや雪の日が多かった。寒気の影響を受けたため、気温は低かった。15 日から16日にかけてと、19 日から21 日にかけては冬型の気圧配置の影響で東北日本海側を中心に大雪となり、16 日は青森県で日降雪量50cm 以上の所があった。
 平均気温は東北日本海側でかなり低く、東北太平洋側で低い。降水量は東北日本海側で多く、東北太平洋側で少ない。日照時間は東北日本海側でかなり少なく、東北太平洋側で少ない。

 気温偏差(℃)降水量(%)日照時間(%)
東北全域-2.3 72 63
日本海側-2.5128 43
太平洋側-2.2 33 77
東北北部-2.3 90 60
東北南部-2.3 57 65
 
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