2013年仙台管区気象台発表予報

6月21日発表1ヶ月予報


 本情報は仙台管区気象台発表の1ヶ月予報内容をお知らせします.

○6月21日発表 1ヶ月予報(6月22日から7月21日までの天候見通し)
<予想される向こう1か月の天候>
 向こう1か月の出現の可能性が最も大きい天候と、特徴のある気温、降水量等の確率は以下のとおりです。
 平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。
 向こう1か月の平均気温は、平年並または高い確率ともに40%です。
 週別の気温は、1週目は、高い確率70%です。

<向こう1か月の気温、降水量、日照時間の各階級の確率(%)>
【気  温】東北地方
【降 水 量】東北日本海側
【降 水 量】東北太平洋側
【日照時間】東北日本海側
【日照時間】東北太平洋側
凡例:低い(少ない)平年並高い(多い)
<気温経過の各階級の確率(%)>
1週目東北地方
2週目東北地方
3〜4週目東北地方
凡例:低い平年並高い

1.可能性の大きな天候の特徴
向こう1か月:6月22日(土)〜7月21日(日)
 前線が本州付近に停滞するため、平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。
 向こう1か月の平均気温は、平年並または高い確率ともに40%です。

1週目:6月22日(土)〜6月28日(金)
 前線や湿った気流の影響で曇りの日が多いですが、期間のはじめは高気圧に覆われて晴れる日があるでしょう。
 気温は、高い確率50%です。

2週目:6月29日(土)〜7月5日(金)
 前線や湿った東よりの風の影響で、東北太平洋側を中心に平年に比べ曇りや雨の日が多いでしょう。
 気温は、平年並または高い確率ともに40%です。

3〜4週目:7月6日(土)〜7月19日(金)
 前線の影響で、平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。
 気温は、各階級の確率の偏りは小さい。

2.東北地方の地域平均気温平年差の実況と数値予報による予測
 地域平均気温平年差の予測資料では、週別の平均気温は、1週目、2週目は平年を上回り、3〜4週目は平年付近の予想となっている。

東北地方地域平均気温平年差の実況と予測結果

3.月平均と1,2週目の上空の大気の流れの予想(500hPa 予想天気図)
1か月平均:日本付近は東西にのびる負偏差に覆われるが、日本の北は正偏差。暖かい空気が流れ込みやすく、東北地方は高温傾向を見込む。前線や湿った東よりの風の影響をうけ、東北太平洋側を中心に降水量はやや多い傾向。

1週目:日本海から日本の東海上にかけて負偏差に覆われる。南からの温かく湿った気流が流れ込みやすく、高温が予想される。

2週目:日本付近は広く負偏差に覆われ、日本の北は正偏差となる。偏西風は平年より南を流れ、太平洋高気圧の日本付近への張り出しは弱まる。日本の西は気圧の谷となり、暖かく湿った気流が流れ込みやすく高温傾向を見込む。前線の影響を受け曇りや雨の日が多い見込み。一時的にオホーツク海高気圧が現れる可能性がある。東北太平洋側では湿った東よりの風の影響を受けるため、降水量は平年よりやや多い傾向。

4.最近1週間(6月14日〜6月20日)の天候の経過
 この期間、気圧の谷や梅雨前線の影響を受け、曇りや雨の日が多かった。期間のはじめと中頃は高気圧に覆われ、東北日本海側では晴れの日があった。15 日は前線の影響により福島県で大雨となり、日降水量が100mm を超えた所があった。18 日は低気圧の影響により、秋田県で大雨となった所があった。19 日は前線の影響により、岩手県、宮城県、山形県、福島県で大雨となった。暖かい空気に覆われたため、東北南部の気温はかなり高くなった。
 平均気温は東北北部で高く、東北南部でかなり高い。降水量は東北北部で平年並、東北南部で多い。日照時間は少ない。

 気温偏差(℃)降水量(%)日照時間(%)
東北全域+2.3121 68
日本海側+2.5119 66
太平洋側+2.2123 69
東北北部+2.1 92 75
東北南部+2.6147 61
 
GotoHome Prev Next Return Opinion
reigai@ml.affrc.go.jp