2013年仙台管区気象台発表予報
8月2日発表1ヶ月予報
本情報は仙台管区気象台発表の1ヶ月予報内容をお知らせします.
○8月2日発表 1ヶ月予報(8月3日から9月2日までの天候見通し)
<特に注意を要する事項>
2週目は、気温がかなり高くなる可能性があります。
<予想される向こう1か月の天候>
向こう1か月の出現の可能性が最も大きい天候と、特徴のある気温、降水量等の確率は以下のとおりです。
平年に比べ晴れの日が多いでしょう。
向こう1か月の平均気温は、平年並または高い確率ともに40%です。降水量は、平年並または少ない確率ともに40%です。日照時間は、平年並または多い確率ともに40%です。
週別の気温は、1週目は、平年並または低い確率ともに40%です。2週目は、高い確率60%です。3〜4週目は、平年並または高い確率ともに40%です。
<向こう1か月の気温、降水量、日照時間の各階級の確率(%)>
【気 温】
東北地方
【降 水 量】
東北地方
【日照時間】
東北地方
凡例:
低い(少ない)
平年並
高い(多い)
<気温経過の各階級の確率(%)>
1週目
東北地方
2週目
東北地方
3〜4週目
東北地方
凡例:
低い
平年並
高い
1.可能性の大きな天候の特徴
向こう1か月
:8月3日(土)〜9月2日(月)
太平洋高気圧に覆われ、平年に比べ晴れの日が多いでしょう。2週目は、気温がかなり高くなる可能性があります。
向こう1か月の平均気温は、平年並または高い確率ともに40%です。降水量は、平年並または少ない確率ともに40%です。日照時間は、平年並または多い確率ともに40%です。
1週目
:8月3日(土)〜8月9日(金)
太平洋高気圧に覆われ、晴れる日が多いですが、期間の中頃は寒気の影響で雲が広がりやすく、雨の降る所もあるでしょう。
気温は、平年並または低い確率ともに40%です。
2週目
:8月10日(土)〜8月16日(金)
太平洋高気圧に覆われ、平年に比べ晴れの日が多いでしょう。厳しい暑さが予想されます。
気温は、高い確率60%です。
3〜4週目
:8月17日(土)〜8月30日(金)
太平洋高気圧に覆われ、平年に比べ晴れの日が多いでしょう。
気温は、平年並または高い確率ともに40%です。
2.東北地方の地域平均気温平年差の実況と数値予報による予測
地域平均気温平年差の予測資料では、週別の平均気温は、1週目、2週目、3〜4週目とも平年を上回る予想となっている。1週目は、週間予報資料から、平年を下回ると考える。
3.月平均と1,2週目の上空の大気の流れの予想(500hPa 予想天気図)
1か月平均
:中国東北区は負偏差、日本付近は正偏差、日本の東は負偏差となり、偏西風は日本付近で北に蛇行する。太平洋高気圧が張り出し、日本付近を覆うため、平年に比べ晴れの日が多く、高温傾向、少雨傾向で日照時間は多い傾向。2 週目を中心に気温がかなり高くなる見込み。
1週目
:東シナ海から西日本にかけて正偏差。カムチャツカ付近の正偏差は次第に弱まる。太平洋高気圧が西から次第に勢力を強め、東北地方へ張り出す。晴れる日が多いが、期間の中頃は上空の寒気の影響を受けて雲が広がりやすい。期間のはじめは、東よりの風の影響で東北太平洋側を中心に気温が低い見込み。
2週目
:日本付近は正偏差に覆われ、日本海で気圧の尾根が発達する。北日本から西日本にかけて、太平洋高気圧に広く覆われる。東北地方は晴れの日が多くなり、厳しい暑さが予想される。
4.最近1週間(7月26日〜8月1日)の天候の経過
この期間、前線や気圧の谷の影響で、大雨の日が続いた。オホーツク海高気圧からの冷たく湿った東よりの風の影響で、気温は東北太平洋側で低かった。26 日から28 日にかけて、上空に寒気を伴った気圧の谷が東北地方を通過したため、東北太平洋側を中心に大雨となり、岩手県、宮城県、福島県では日降水量が100mm を超えた所があった。
平均気温は東北日本海側で平年並、東北太平洋側で低い。降水量は東北日本海側で多く、東北太平洋側でかなり多い。日照時間はかなり少ない。
気温偏差(℃)
降水量(%)
日照時間(%)
東北全域
-1.0
238
32
日本海側
-0.7
209
37
太平洋側
-1.2
258
29
東北北部
-0.9
229
35
東北南部
-1.1
246
30
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