2013年仙台管区気象台発表予報

10月18日発表1ヶ月予報


 本情報は仙台管区気象台発表の1ヶ月予報内容をお知らせします.

○10月18日発表 1ヶ月予報(10月19日から11月18日までの天候見通し)
<特に注意を要する事項>
 期間のはじめは、気温がかなり高くなる見込みです。

<予想される向こう1か月の天候>
 向こう1か月の出現の可能性が最も大きい天候と、特徴のある気温、降水量等の確率は以下のとおりです。
 東北日本海側では、期間の前半は、平年に比べ曇りや雨の日が少なく、期間の後半は、平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。東北太平洋側では、期間のはじめは、平年に比べ晴れの日が少なく、その後は、平年と同様に晴れの日が多いでしょう。
 向こう1か月の平均気温は、高い確率50%です。降水量は、東北太平洋側で平年並または多い確率ともに40%です。日照時間は、東北日本海側で平年並または多い確率ともに40%、東北太平洋側で平年並または少ない確率ともに40%です。
 週別の気温は、1週目は、高い確率70%です。2週目は、高い確率50%です。

<向こう1か月の気温、降水量、日照時間の各階級の確率(%)>
【気  温】東北地方
【降 水 量】東北日本海側
【降 水 量】東北太平洋側
【日照時間】東北日本海側
【日照時間】東北太平洋側
凡例:低い(少ない)平年並高い(多い)
<気温経過の各階級の確率(%)>
1週目東北地方
2週目東北地方
3〜4週目東北地方
凡例:低い平年並高い

予報のポイント
 期間の前半は気温が高く、期間のはじめはかなり高くなるでしょう。
 期間の前半は寒気の影響が弱いため、東北日本海側では、向こう1か月の日照時間は平年並か多い見込みです。
 期間のはじめは暖かく湿った空気が流れ込みやすいため、東北太平洋側では、向こう1か月の降水量は平年並か多く、日照時間は平年並か少ないでしょう。

週別の天候

1週目:10月19日(土)〜10月25日(金)
 気圧の谷や湿った気流の影響で、曇りや雨の日が多いでしょう。気温はかなり高くなる見込みです。

2週目:10月26日(土)〜11月1日(金)
 寒気の影響が弱く、東北日本海側では、平年に比べ晴れの日が多いでしょう。東北太平洋側では、天気は数日の周期で変わりますが、高気圧に緩やかに覆われて、平年と同様に晴れの日が多い見込みです。気温は高いでしょう。

3〜4週目:11月2日(土)〜11月15日(金)
 冬型の気圧配置となり、寒気の影響を受ける日があるでしょう。東北日本海側では、平年と同様に曇りや雨の日が多く、東北太平洋側では、平年と同様に晴れの日が多い見込みです。

週別の平均気温
東北地方地域平均気温平年差の実況と予測結果

数値予報モデルによる予測結果
 地上気圧は、オホーツク海付近は正偏差となり、冬型の気圧配置は弱いでしょう。日本付近は大陸の高気圧と日本のはるか東の高気圧の間で、関東沖には気圧の谷が見られ、太平洋側に南から暖かく湿った空気が流れ込みやすい見込みです。
 上空約1500mの気温は、日本付近で平年を上回る予想です。
 東北日本海側では、期間の前半は寒気の影響が弱く平年に比べ曇りや雨の日が少ないでしょう。東北太平洋側では、期間のはじめは晴れの日が少ないですが、その後は平年と同様に晴れの日が多い見込みです。

最近1 週間の天候経過(実況)(10/11〜17)
 この期間、台風と気圧の谷の影響を受けたため、曇りや雨の日が多くなりました。南から暖かく湿った空気が流れ込んだため、平均気温は高くなりましたが、期間の終わりは強い寒気の影響を受けました。11日から12日にかけて寒冷前線が東北地方を通過し、その後冬型の気圧配置となったため、東北日本海側を中心に大雨の所がありました。15日から16日にかけて台風第26号が東北地方の東を北上したため各県で大雨となり、16日は東北太平洋側を中心に日降水量が100mmを超えた所がありました。16日に仙台と白河で日最大風速の10月の1位を記録しました。
 平均気温は東北北部で平年並、東北南部で高い。降水量はかなり多い。日照時間は東北日本海側で少なく、東北太平洋側で平年並。

 平均気温平年差降水量平年比日照時間平年比
東北地方+0.9℃(高い)418%(かなり多い) 87%(少ない)
東北日本海側+0.7℃(平年並)433%(かなり多い) 73%(少ない)
東北太平洋側+1.0℃(高い)408%(かなり多い) 97%(平年並)
東北北部+0.5℃(平年並)434%(かなり多い) 81%(少ない)
東北南部+1.2℃(高い)404%(かなり多い) 93%(平年並)
 
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