2013年仙台管区気象台発表予報

11月8日発表1ヶ月予報


 本情報は仙台管区気象台発表の1ヶ月予報内容をお知らせします.

○11月8日発表 1ヶ月予報(11月9日から12月8日までの天候見通し)
<予想される向こう1か月の天候>
 向こう1か月の出現の可能性が最も大きい天候と、特徴のある気温、降水量等の確率は以下のとおりです。
 東北日本海側では、平年に比べ曇りや雨または雪の日が多いでしょう。東北太平洋側では、平年に比べ晴れの日が少ない見込みです。
 向こう1か月の降水量は、東北日本海側で多い確率60%、東北太平洋側で多い確率50%です。日照時間は、平年並または少ない確率ともに40%です。
 週別の気温は、1週目は、低い確率50%です。2週目は、平年並または高い確率ともに40%です。

<向こう1か月の気温、降水量、日照時間の各階級の確率(%)>
【気  温】東北地方
【降 水 量】東北日本海側
【降 水 量】東北太平洋側
【日照時間】東北地方
凡例:低い(少ない)平年並高い(多い)
<気温経過の各階級の確率(%)>
1週目東北地方
2週目東北地方
3〜4週目東北地方
凡例:低い平年並高い

予報のポイント
・ 期間の前半は気温の変動が大きいでしょう。1週目の中頃は気温がかなり低い見込みです。
・ 東北日本海側では、前半を中心に気圧の谷や寒気の影響で、平年に比べ曇りや雨または雪の日が多いでしょう。東北太平洋側では平年に比べ晴れの日が少ないでしょう。

週別の天候

1週目:11月9日(土)〜11月15日(金)
 明日(9日)は高気圧に覆われて晴れますが、その後は気圧の谷や寒気の影響で曇りや雨の日が多く、期間の中頃は雪が降る所もあるでしょう。
 気温は低い見込みです。
 なお、期間のはじめは、発達する低気圧の影響で、海上を中心に荒れた天気となるおそれがあります。

2週目:11月16日(土)〜11月22日(金)
 東北日本海側では、気圧の谷や寒気の影響で、平年と同様に曇りや雨または雪の日が多いでしょう。東北太平洋側では、気圧の谷の影響で、平年に比べて晴れの日が少ない見込みです。
 気温は平年並か高い見込みです。

3〜4週目:11月23日(土)〜12月6日(金)
 平年と同様に冬型の気圧配置となる日が多い見込みです。東北日本海側では、平年と同様に曇りや雨または雪の日が多く、東北太平洋側では平年と同様に晴れの日が多い見込みです。

週別の平均気温
東北地方地域平均気温平年差の実況と予測結果

数値予報モデルによる予測結果
 地上気圧は、日本付近は負偏差で、沿海州付近を中心に負偏差が大きく、アリューシャン近海は正偏差となります。冬型の気圧配置は見られますが、平年より弱いでしょう。日本海の気圧の谷の影響を受けやすく、東北地方の降水量は多い見込みです。
 上空約1500mの気温は、日本の西で負偏差、東日本以東は正偏差となります。北日本には暖かい空気が流れ込む日もあるでしょう。

最近1 週間の天候経過(実況)(11/1〜7)
 この期間、高気圧に覆われ晴れの日が多く、気温は平年を上回る日が多くなりました。7日には日本海から進んできた前線が東北地方を通過し、青森県、秋田県、山形県、岩手県で大雨となった所がありました。
 平均気温は高くなりました。降水量は東北日本海側で多く、東北太平洋側で平年並となりました。

 平均気温平年差降水量平年比日照時間平年比
東北地方+1.1℃(高い) 78%(平年並)72%(少ない)
東北日本海側+1.0℃(高い)122%(多い)67%(少ない)
東北太平洋側+1.2℃(高い) 47%(平年並)76%(少ない)
東北北部+1.2℃(高い) 93%(平年並)63%(かなり少ない)
東北南部+1.0℃(高い) 65%(平年並)81%(少ない)
 
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