図説:東北の稲作と冷害
北西太平洋海域の海面水温を観測する(気象庁)
気象庁が国際的な連携を基に、北西太平洋域の海洋観測データとその分析結果をリアルタイムに提供するホームページを紹介する。
北西太平洋海域の海面水温分布とその偏差図を提供しているのは、気象庁の海洋課が運用しているNEAR-GOOS(北東アジア地域全球海洋観測システム)のリアルタイムデータベースのホームページ(http://goos.kishou.go.jp/rrtdb/database.html 下図)である。
気象庁は、世界中で観測されている海洋と気象に関するデータを毎日収集している。現在、次のようなデータが集められている。
- 観測船、商船、漁船などで観測されるデータ
- 外国の気象・海洋観測機関が収集したデータ
- 海洋保安庁、水産庁、都道府県水産試験場、大学などの国内関係機関で観測されたデータ
- 気象衛星「ひまわり」や「NOAA」の観測データ
- 太平洋赤道域の定置ブイの観測データ
これらデータは、海洋大循環モデルなどを用いて、海洋の表層水温の解析などが行われている。
さて、上のホームページで海面水温の情報を見るには、表紙の「JMA Products」をクリックする。次に表示される画面から、「Analyzed Oceanic Conditions」を選択する。そうすると、次の3つの情報を見ることができる。
- 北西太平洋の日別海面水温(Daily Sea Surface Temperatures)
- 北西太平洋の10日毎の平均海面水温と偏差(10day-Mean Sea Surface Temperatures)
- 全球の海面水温と偏差(Global Sea Surface Temperatures)
例えば、10日間の平均海面水温の「Submit」ボタンを押すと、次のような画像が表示される。上図は海面水温分布、下図がその平年偏差を示したものである。
reigai@ml.affrc.go.jp