水稲冷害研究チーム

2010年早期警戒情報


2010年早期警戒情報(9月11日)
No.21

−早期警戒態勢解除のお知らせ−

 2010年産水稲の冷害警戒態勢を本日で解除いたします。
 本年は暖候期予報〜5月の3か月予報まで低温の夏が予想され、実際の気象も4 月下旬から5 月上旬、5 月下旬から6 月上旬にかなりの低温となりました。6月の3か月予報から猛暑予報に代わり、気温も高温で経過し、幼穂形成期は3 〜5 日早めとなりました。その後も高温が続き、出穂時期は3 〜7 日早めとなりました。出穂後も高温は続き、高温登熟障害が心配されました。また、9 月も高温傾向が続き、成熟期は5 〜10 日早めとみられました。
 このようなことから、平年より1週間以上早く収穫期となりましたが、9 月7 日〜9 月10 日のモニター圃場の坪刈りと現地調査をもって、本年度の活動をほぼ終えたといえます。
 今週末から刈り取りが本格化するものと思われます。心配される高温登熟障害、カメムシの被害が少ないことを祈念して本年度の早期警戒活動を終了したいと思います。
 最後になりましたが、本システムの運営を支えて頂いた東北地域土地利用型作物安定生産推進協議会の関係機関(仙台管区気象台、東北農政局、管内6県)に厚く御礼申し上げます。また、チームと生産現場との接点にある早期警戒モニターの方々、更新が滞る中、閲覧して頂いたすべての方に感謝申し上げます。
 
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