水稲冷害研究チーム
2013年早期警戒情報
2013年早期警戒情報(9月21日)
No.21
−早期警戒態勢解除のお知らせ−
2013年産水稲の冷害警戒態勢を本日で解除いたします。
本年は編集員が4月1日に中央農業研究センターに異動となり、ついに水稲冷害通信事務局が無人となってしまいました。このため、このサイトの閉鎖も考えましたが、機能を縮小しながらもしばらく継続することになりました。
本年は4 月中旬からさらに5 月中旬までの低温により雪解けや苗の生育がやや遅れました。しかし、6 月中下旬の高温、7 月中旬の顕著な高温により、幼穂形成期はやや早めとなりました。その後7 月下旬に低温となりましたが、冷害となるような低温とはならずほっとしました。その後、8 月3_日に梅雨明けし、出穂時期は平年並〜やや早めとなりました。出穂後は高温となりましたが、8 月下旬には高温は解消し、高温登熟障害の心配は少ないとみられます。ただ、9 月16 日の台風の影響で倒伏したところもあります。
このようなことから、平年よりやや早く収穫期となり、本年度の活動をほぼ終えたといえます。
今週末から刈り取りが本格化するものと思われます。豊作を祈念して本年度の早期警戒活動を終了したいと思います。
最後になりましたが、本システムの運営を支えて頂いた東北地域土地利用型作物安定生産推進協議会の関係機関(仙台管区気象台、東北農政局、管内6県、東北農業研究センター)に厚く御礼申し上げます。また、チームと生産現場との接点にある早期警戒モニターの方々、更新が滞る中、閲覧して頂いたすべての方に感謝申し上げます。
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