水稲冷害研究チーム

1999年早期警戒情報


本情報は警戒担当者が現在注目している点をお知らせするものです。

1999年早期警戒情報(9月30日)

No.25

 1999年度の監視態勢は本日をもって解除させていただきます。
 東北農政局が9月27日に発表した東北地域の作柄概況(9月15日現在)は、作況指数104の「やや良」となり、冷害を回避する立場からすれば豊作を喜ぶべきことでしょう。日誌を振り返ってみれば、一時的に「やませ」が入ったものの出穂前までは比較的順調に経過しました。しかし梅雨明け後は猛暑となり、異常な高温による品質低下が懸念され、一部地域ではそれが現実のものとなりつつあります。また刈り取り適期に作業を始めたい頃になって長雨となり、収穫が進まなくてさらに品質の低下が心配されています。出来るだけ早く収穫が終わることを願っています。今後は次年度に向けて改良を進めたいと思います。ご要望等がありましたら、遠慮なくご連絡下さい。
 最後になりましたが、監視活動が今日まで続けられたのは、多くの方々のご支援があったお陰です。仙台管区気象台、東北農政局、管内6県の早期警戒関係機関、モニター・友人の生産者の方々、アメダスデータの配信と処理システムを管理いただいている民間関係者、ならびに場内関係者に深く感謝申し上げます

鳥越編集長の心配度

 安心 <− −> 心配 ・・・


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