No.10
仙台管区気象台が25日発表した向こう1か月の予報内容は次の通りです。この期間は、梅雨前線や低気圧の影響を受け、平年同様に曇りや雨の日が多いが、後半は平年に比べ晴れの日が多い見込み。平均気温は「高い」と予想されています。地帯 | 実況 平均 |
実況 最高 |
実況 最低 |
実況 降水量 |
実況 日照 |
移動 平均 |
移動 最高 |
移動 最低 |
移動 降水量 |
移動 日照 |
平年偏差(移動平均−平年) | ||||
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平均 | 最高 | 最低 | 降水量 | 日照 | |||||||||||
1 | 19.9 | 24.2 | 16.7 | 2.3 | 1.2 | 19.4 | 22.6 | 16.7 | 20.7 | 1.8 | 0.6 | 0.2 | 1.1 | 14.7 | -0.3 |
2 | 18.4 | 21.8 | 15.7 | 3.6 | 0.3 | 19.2 | 23.0 | 16.0 | 4.8 | 3.7 | 0.8 | 0.6 | 1.1 | 1.1 | -1.5 |
3 | 19.0 | 22.1 | 16.9 | 4.8 | 0.0 | 19.8 | 23.5 | 16.6 | 5.8 | 3.5 | 0.5 | 0.2 | 0.8 | 0.4 | -0.4 |
4 | 17.9 | 21.3 | 15.5 | 7.9 | 0.2 | 18.7 | 22.3 | 15.7 | 4.8 | 3.7 | 0.8 | 0.3 | 1.5 | 0.3 | -1.0 |
5 | 20.0 | 22.9 | 17.7 | 3.4 | 0.1 | 20.2 | 23.8 | 17.2 | 8.8 | 3.2 | 0.1 | -0.3 | 0.5 | 3.5 | -0.2 |
6 | 18.2 | 21.3 | 15.8 | 4.5 | 1.5 | 17.7 | 20.8 | 14.9 | 16.9 | 2.2 | 0.5 | -0.1 | 1.2 | 11.2 | -0.4 |
7 | 19.5 | 23.3 | 16.4 | 0.9 | 0.5 | 19.2 | 22.4 | 16.6 | 16.6 | 2.1 | 0.5 | 0.0 | 0.8 | 10.5 | 0.1 |
8 | 16.3 | 18.0 | 14.8 | 15.5 | 0.3 | 17.0 | 19.3 | 15.0 | 6.1 | 2.1 | 1.0 | 0.2 | 1.8 | 1.4 | -2.3 |
7月2日現在 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
平均気温 | 最高気温 | 最低気温 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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現在、東北地域の水稲は分げつ中期〜盛期にあります。 過去7日間の地帯別平均的気象経過は上表の通りです。気温は平年並みから高く推移し、今後とも平年より高く経過すると予想されます。今までの気象と生育経過をみると、特に地帯4と8においては、葉齢からみた生育の進み方が平年よりかなり早くなっているものと推察されます。そのため、栽培管理に当たってはこの点を十分考慮する必要があります。 各県の稲作技術・予察情報ならびに『図説:水管理』などを参考にして、適正な水管理、中干しの実施、葉いもちの発生予防対策等に注意が必要です。 また、葉いもち病の発生に注意すべき時期になりました。予防粒剤の散布などいもち病の発生予防に万全を期す必要があります。なお、このところの降雨により感染好適条件が一部地域に出現したものと推定されています(『生育・作柄情報』−『葉いもち予察情報』頁参照)。これら地域は早期発見・早期防除に留意する必要があります。 高温時:浅水管理による分げつ発生の促進。有効茎数を確保した水田から中干しの実施。 低温時:深水管理 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
警戒メッシュ説明: 上図は平均・最高・最低気温の過去7日間平均値を水田分布メッシュ対象で示したものです。生育を促進するための水管理等の参考にして下さい。 なお、気温区分には下の基準温度等を参考にしています。 ○ 冷温障害が懸念される平均気温(要深水管理):13度以下 ○ 生育促進のため水管理に注意が必要な平均気温:13〜16度 ○ 他の区分温度は、東北全域の気温推移を把握するために設定しています。 ○ 最高と最低気温は日較差を把握するためで、日較差が大きいほど分げつ形成に有利といわれています。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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