2013年仙台管区気象台発表予報
3月22日発表1ヶ月予報
本情報は仙台管区気象台発表の1ヶ月予報内容をお知らせします.
○3月22日発表 1ヶ月予報(3月23日から4月22日までの天候見通し)
<予想される向こう1か月の天候>
向こう1か月の出現の可能性が最も大きい天候と、特徴のある気温、降水量等の確率は以下のとおりです。
東北日本海側では、天気は数日の周期で変わりますが、平年に比べ曇りや雨または雪の日が多いでしょう。東北太平洋側では、天気は数日の周期で変わり、平年と同様に晴れの日が多い見込みです。
向こう1か月の日照時間は、東北日本海側で平年並または少ない確率ともに40%です。
週別の気温は、1週目は、平年並の確率50%です。2週目は、平年並または低い確率ともに40%です。
<向こう1か月の気温、降水量、日照時間の各階級の確率(%)>
【気 温】
東北地方
【降 水 量】
東北日本海側
【降 水 量】
東北太平洋側
【日照時間】
東北日本海側
【日照時間】
東北太平洋側
凡例:
低い(少ない)
平年並
高い(多い)
<気温経過の各階級の確率(%)>
1週目
東北地方
2週目
東北地方
3〜4週目
東北地方
凡例:
低い
平年並
高い
1.可能性の大きな天候の特徴
向こう1か月
:3月23日(土)〜4月22日(月)
天気は数日の周期で変わるでしょう。東北日本海側では平年に比べ曇りや雨または雪の日が多く、東北太平洋側では平年と同様に晴れの日が多い見込みです。
向こう1か月の日照時間は、東北日本海側で平年並または少ない確率ともに40%です。
1週目
:3月23日(土)〜3月29日(金)
気圧の谷の影響で曇りの日が多いですが、期間の中頃は高気圧に覆われて晴れるでしょう。
気温は、平年並の確率50%です。
2週目
:3月30日(土)〜4月5日(金)
高気圧と低気圧が交互に通り天気は数日の周期で変わりますが、低気圧の通過後は寒気が南下しやすいでしょう。東北日本海側では平年に比べ曇りや雨または雪の日が多く、東北太平洋側では平年と同様に晴れの日が多い見込みです。
気温は、平年並または低い確率ともに40%です。
3〜4週目
:4月6日(土)〜4月19日(金)
高気圧と低気圧が交互に通り天気は数日の周期で変わるでしょう。東北太平洋側では平年と同様に晴れの日が多い見込みです。
気温は、各階級の確率の偏りは小さい。
2.東北地方の地域平均気温平年差の実況と数値予報による予測
地域平均気温平年差の予測資料では、週別の平均気温は、1週目、2週目は平年を下回り、3〜4週目は平年付近の予想となっている。1週目はその他の資料から平年程度と考える。
3.月平均と1,2週目の上空の大気の流れの予想(500hPa 予想天気図)
1か月平均
:日本の東で正偏差、日本の西で負偏差となり、日本付近はその境界となる。東北地方は、暖気と寒気の影響を交互に受け、気温は平年並を予想する。
1週目
:日本の東で正偏差、オホーツク海から東シナ海で負偏差となる。東北地方は、週の中頃までは寒気の影響を受けるが、終わりは暖気の影響を受けるため、気温は平年並を予想する。
2週目
:日本付近は負偏差に覆われ、気圧の谷となる。東北地方は寒気の影響を受けるため、低温傾向を予想する。また、低気圧の影響を受けやすく、東北日本海側では降水量はやや多い傾向を予想する。
4.最近1週間(3月15日〜3月21日)の天候の経過
この期間、高気圧と低気圧や前線が次々と通過し、低気圧や前線の通過後は一時的に冬型の気圧配置となった。東北日本海側では曇りや雨または雪の日が多く、東北太平洋側では天気は短い周期で変わった。東北太平洋側を中心に南から暖気が流入し気温は高かった。18 日は前線が通過し東北北部で大雨となった。21 日は冬型の気圧配置となり青森県、岩手県、山形県で大雪の所があった。
平均気温は東北日本海側で平年並、東北太平洋側で高い。降水量は東北北部で平年並、東北南部で少ない。日照時間は東北北部で少なく、東北南部で多い。
気温偏差(℃)
降水量(%)
日照時間(%)
東北全域
+1.5
70
102
日本海側
+0.5
97
98
太平洋側
+2.2
51
104
東北北部
+0.9
110
88
東北南部
+2.0
35
114
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