2013年仙台管区気象台発表予報

5月3日発表1ヶ月予報


 本情報は仙台管区気象台発表の1ヶ月予報内容をお知らせします.

○5月3日発表 1ヶ月予報(5月4日から6月3日までの天候見通し)
<特に注意を要する事項>
 1週目は気温が低く、かなり低くなる所があるでしょう。


<予想される向こう1か月の天候>
 向こう1か月の出現の可能性が最も大きい天候と、特徴のある気温、降水量等の確率は以下のとおりです。
 天気は数日の周期で変わるでしょう。
 向こう1か月の平均気温は、平年並または低い確率ともに40%です。
 週別の気温は、1週目は、低い確率60%です。

<向こう1か月の気温、降水量、日照時間の各階級の確率(%)>
【気  温】東北地方
【降 水 量】東北地方
【日照時間】東北日本海側
【日照時間】東北太平洋側
凡例:低い(少ない)平年並高い(多い)
<気温経過の各階級の確率(%)>
1週目東北地方
2週目東北地方
3〜4週目東北地方
凡例:低い平年並高い

1.可能性の大きな天候の特徴
向こう1か月:5月4日(土)〜6月3日(月)
 高気圧と低気圧が交互に通り、天気は数日の周期で変わるでしょう。1週目は気温が低く、かなり低くなる所がある見込みです。
 向こう1か月の平均気温は、平年並または低い確率ともに40%です。

1週目:5月4日(土)〜5月10日(金)
 期間の前半は気圧の谷や寒気の影響で雲が広がりやすく、雨の降る所がありますが、後半は高気圧に覆われておおむね晴れるでしょう。
 気温は、低い確率60%です。

2週目:5月11日(土)〜5月17日(金)
 高気圧と低気圧が交互に通り、天気は数日の周期で変わるでしょう。
 気温は、各階級の確率の偏りは小さい。

3〜4週目:5月18日(土)〜5月31日(金)
 高気圧と低気圧が交互に通り、天気は数日の周期で変わるでしょう。
 気温は、各階級の確率の偏りは小さい。

2.東北地方の地域平均気温平年差の実況と数値予報による予測
 地域平均気温平年差の予測資料では、週別の平均気温は、1週目、2週目、3〜4週目ともに平年付近の予想となっている。1週目はその他の資料から平年を下回ると考える。

東北地方地域平均気温平年差の実況と予測結果

3.月平均と1,2週目の上空の大気の流れの予想(500hPa 予想天気図)
1か月平均:カムチャツカ半島からバイカル湖付近にかけて広く正偏差、日本付近は日本の東を中心に負偏差に覆われる。期間の前半を中心に寒気の影響を受けやすく、気温は低い傾向の見込み。

1週目:カムチャツカ半島からバイカル湖付近にかけて広く正偏差、日本付近は日本の東を中心に負偏差となる。オホーツク海に低気圧が停滞し、週の前半を中心に寒気の影響を受け、気温は低い見込み。

2週目:日本の北側は広く正偏差、日本付近は帯状に弱い負偏差となる。寒気の南下をもたらしたオホーツク海の低気圧は東へ遠ざかるが、亜熱帯ジェット気流が南にやや偏って流れるため、暖気の影響を受けにくく、気温はやや低い傾向の見込み。

4.最近1週間(4月26日〜5月2日)の天候の経過
 この期間、低気圧や寒気の影響で曇りや雨の日が多く、日照時間は東北日本海側を中心にかなり少なかった。オホーツク海に低気圧が停滞し強い寒気が南下したため、東北日本海側を中心に気温はかなり低くなった。4 月26 日は気圧の谷が通過したため福島県で大雨となった所があった。27 日は低気圧が日本の東で発達したため岩手県、山形県、福島県で大雨となった所があった。5月1 日から2 日にかけては低気圧が北日本を通過したため山形県で大雨となった所があった。
 平均気温は東北日本海側でかなり低く、東北太平洋側で低い。降水量は平年並。日照時間は東北日本海側でかなり少なく、東北太平洋側で少ない。

 気温偏差(℃)降水量(%)日照時間(%)
東北全域-2.3 88 65
日本海側-2.9117 47
太平洋側-2.0 67 78
東北北部-2.6102 52
東北南部-2.1 75 77
 
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