2013年仙台管区気象台発表予報

5月24日発表1ヶ月予報


 本情報は仙台管区気象台発表の1ヶ月予報内容をお知らせします.

○5月24日発表 1ヶ月予報(5月25日から6月24日までの天候見通し)

<予想される向こう1か月の天候>
 向こう1か月の出現の可能性が最も大きい天候と、特徴のある気温、降水量等の確率は以下のとおりです。
 期間の前半は、天気は数日の周期で変わるでしょう。期間の後半は、平年と同様に曇りや雨の日が多い見込みです。
 向こう1か月の平均気温は、平年並または高い確率ともに40%です。
 週別の気温は、1週目は、高い確率70%です。

<向こう1か月の気温、降水量、日照時間の各階級の確率(%)>
【気  温】東北地方
【降 水 量】東北地方
【日照時間】東北地方
凡例:低い(少ない)平年並高い(多い)
<気温経過の各階級の確率(%)>
1週目東北地方
2週目東北地方
3〜4週目東北地方
凡例:低い平年並高い

1.可能性の大きな天候の特徴
向こう1か月:5月25日(土)〜6月24日(月)
 期間の前半は、高気圧と低気圧が交互に通り、天気は数日の周期で変わるでしょう。期間の後半は、梅雨前線の影響を受け、平年と同様に曇りや雨の日が多い見込みです。
 気温は、平年並または高い確率ともに40%です。

1週目:5月25日(土)〜5月31日(金)
 気圧の谷や湿った気流の影響で雲が広がりやすく、雨の降る所もありますが、期間のはじめは晴れる日がある見込みです。
 気温は、高い確率70%です。

2週目:6月1日(土)〜6月7日(金)
 高気圧と低気圧の影響を交互に受け、天気は数日の周期で変わるでしょう。期間のはじめは気温が高く、その後は平年並か低くなる見込みです。
 気温は、各階級の確率の偏りは小さい。

3〜4週目:6月8日(土)〜6月21日(金)
 平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。北からの寒気の影響を受ける時期がある見込みです。
 気温は、各階級の確率の偏りは小さい。

2.東北地方の地域平均気温平年差の実況と数値予報による予測
 地域平均気温平年差の予測資料では、週別の平均気温は、1週目は平年をかなり上回り、2週目、3〜4週目は平年付近の予想となっている。

東北地方地域平均気温平年差の実況と予測結果

3.月平均と1,2週目の上空の大気の流れの予想(500hPa 予想天気図)
1か月平均:日本付近は広く正偏差に覆われる。期間のはじめを中心に暖かい空気に覆われ、東北地方は高温傾向を見込む。日本の南に高気圧が張り出し、梅雨前線は平年より北に位置し、活動がやや活発となると予想する。期間の後半は、北からの寒気の影響を受ける時期があり、気温はやや低くなる見込み。

1週目:日本付近は明瞭な正偏差で、日本の東で高気圧が強まる。暖かい空気に覆われ、気温は高い見込み。期間のはじめは高気圧に覆われ晴れるが、その後は気圧の谷や湿った気流の影響で曇りや雨の日がある見込み。

2週目:日本付近は正偏差に覆われるが、1週目と比較して偏差は小さい。暖かく湿った気流の影響で、東日本以西では前線の活動が活発となる。東北地方は、高気圧と低気圧の影響を交互に受け天気は数日の周期で変わるが、東北南部では湿 った気流の影響で雲が広がりやすい。期間のはじめは気温が高く、その後は平年並か低い見込み。

4.最近1週間(5月17日〜5月23日)の天候の経過
 この期間、高気圧に覆われ晴れの日が多かった。期間の中頃は低気圧の影響により曇りや雨の日があった。暖かく湿った気流が流れ込みにくく、降水量はかなり少なかった。
 平均気温は東北北部で平年並、東北南部で高い。降水量は東北日本海側でかなり少なく、東北太平洋側で少ない。日照時間は東北北部で多く、東北南部でかなり多い。

 気温偏差(℃)降水量(%)日照時間(%)
東北全域+0.7 13132
日本海側+0.3 7115
太平洋側+1.0 18143
東北北部+0.2 13116
東北南部+1.2 14146
 
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