2013年仙台管区気象台発表予報

7月5日発表1ヶ月予報


 本情報は仙台管区気象台発表の1ヶ月予報内容をお知らせします.

○7月5日発表 1ヶ月予報(7月6日から8月5日までの天候見通し)
<特に注意を要する事項>
 期間の前半は、気温がかなり高くなる見込みです。

<予想される向こう1か月の天候>
 向こう1か月の出現の可能性が最も大きい天候と、特徴のある気温、降水量等の確率は以下のとおりです。
 期間の前半は、平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。期間の後半は、天気は数日の周期で変わる見込みです。
 向こう1か月の平均気温は、高い確率50%です。降水量は、東北日本海側で平年並または多い確率ともに40%です。
 週別の気温は、1週目は、高い確率80%です。2週目は、平年並の確率50%です。

<向こう1か月の気温、降水量、日照時間の各階級の確率(%)>
【気  温】東北地方
【降 水 量】東北日本海側
【降 水 量】東北太平洋側
【日照時間】東北日本海側
【日照時間】東北太平洋側
凡例:低い(少ない)平年並高い(多い)
<気温経過の各階級の確率(%)>
1週目東北地方
2週目東北地方
3〜4週目東北地方
凡例:低い平年並高い

1.可能性の大きな天候の特徴
向こう1か月:7月6日(土)〜8月5日(月)
 前線が本州付近に停滞するため、期間の前半は、平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。期間の後半は、天気は数日の周期で変わる見込みです。期間のはじめは、気温がかなり高くなるでしょう。
 向こう1か月の平均気温は、高い確率50%です。降水量は、東北日本海側で平年並または多い確率ともに40%です。

1週目:7月6日(土)〜7月12日(金)
 前線や湿った気流の影響で雲が広がりやすく、雨の降る日があるでしょう。
 気温は、高い確率80%です。

2週目:7月13日(土)〜7月19日(金)
 前線や湿った気流の影響で、平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。
 気温は、平年並の確率50%です。

3〜4週目:7月20日(土)〜8月2日(金)
 天気は数日の周期で変わるでしょう。
 気温は、各階級の確率の偏りは小さい。

2.東北地方の地域平均気温平年差の実況と数値予報による予測
 地域平均気温平年差の予測資料では、週別の平均気温は、1週目は平年を上回り、2週目、3〜4週目は平年付近の予想となっている。

東北地方地域平均気温平年差の実況と予測結果

3.月平均と1,2週目の上空の大気の流れの予想(500hPa 予想天気図)
1か月平均:日本付近は正偏差に覆われ、日本の南で高気圧が強まる。本州付近に暖かく湿った空気が流れ込みやすく、東北地方は高温を見込む。

1週目:日本の南の太平洋高気圧は北へ張り出し、日本付近は正偏差に覆われる。前線は高気圧に押し上げられ日本海中部から北部に北上し、暖かく湿った空気が流れ込みやすく、日本海側を中心に曇りや雨の日が多い。東北地方は高温を見込む。

2週目:日本付近から中国大陸にかけて負偏差となり日本の西は気圧の谷となる。太平洋高気圧の北への張り出しは弱まる。一時寒気の南下も見込まれ、気温は平年並が予想される。前線に向かって湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発化する可能性がある。東北地方は曇りや雨の日が多い見込み。

4.最近1週間(6月28日〜7月4日)の天候の経過
 期間の中頃までは、高気圧に覆われて晴れの日が多かったが、東北太平洋側ではオホーツク海高気圧の影響で東風が吹いたため曇りや雨の日があった。期間の終わりは、気圧の谷や前線の影響で曇りや雨となった。上空の寒気の影響で大気の状態が不安定となり、30 日は福島県で、1 日は山形県で、2 日は秋田県で大雨となった所があった。3 日から4 日にかけて前線が東北地方に停滞したため3 日は各県で大雨となり、4 日は秋田県で大雨となった所があった。
 平均気温は東北日本海側で高く、東北太平洋側で平年並。降水量は東北日本海側で平年並、東北太平洋側で少ない。日照時間は東北日本海側でかなり多く、東北太平洋側で平年並。

 気温偏差(℃)降水量(%)日照時間(%)
東北全域+0.6 74111
日本海側+1.3108156
太平洋側+0.0 51 80
東北北部+0.7 82118
東北南部+0.4 67105
 
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