2013年仙台管区気象台発表予報

7月12日発表1ヶ月予報


 本情報は仙台管区気象台発表の1ヶ月予報内容をお知らせします.

○7月12日発表 1ヶ月予報(7月13日から8月12日までの天候見通し)
<予想される向こう1か月の天候>
 向こう1か月の出現の可能性が最も大きい天候と、特徴のある気温、降水量等の確率は以下のとおりです。
 東北日本海側では、期間の前半は、平年に比べ曇りや雨の日が多いでしょう。期間の後半は、平年と同様に晴れの日が多い見込みです。東北太平洋側では、期間の前半は、平年に比べ曇りや雨の日が多いでしょう。期間の後半は、天気は数日の周期で変わる見込みです。
 向こう1か月の平均気温は、高い確率50%です。降水量は、東北日本海側で多い確率50%、東北太平洋側で平年並または多い確率ともに40%です。日照時間は、平年並または少ない確率ともに40%です。
 週別の気温は、1週目は、平年並または高い確率ともに40%です。2週目は、平年並または高い確率ともに40%です。3〜4週目は、平年並または高い確率ともに40%です。

<向こう1か月の気温、降水量、日照時間の各階級の確率(%)>
【気  温】東北地方
【降 水 量】東北日本海側
【降 水 量】東北太平洋側
【日照時間】東北地方
凡例:低い(少ない)平年並高い(多い)
<気温経過の各階級の確率(%)>
1週目東北地方
2週目東北地方
3〜4週目東北地方
凡例:低い平年並高い

1.可能性の大きな天候の特徴
向こう1か月:7月13日(土)〜8月12日(月)
 前線が停滞するため、期間の前半は、平年に比べ曇りや雨の日が多いでしょう。期間の後半は、東北日本海側では、平年と同様に晴れの日が多く、東北太平洋側では、天気は数日の周期で変わる見込みです。
 向こう1か月の平均気温は、高い確率50%です。降水量は、東北日本海側で多い確率50%、東北太平洋側で平年並または多い確率ともに40%です。日照時間は、平年並または少ない確率ともに40%です。

1週目:7月13日(土)〜7月19日(金)
 前線や湿った気流の影響で曇りや雨の日が多いでしょう。
 気温は、平年並または高い確率ともに40%です。

2週目:7月20日(土)〜7月26日(金)
 前線の影響で、平年に比べ曇りや雨の日が多いでしょう。
 気温は、平年並または高い確率ともに40%です。

3〜4週目:7月27日(土)〜8月9日(金)
 東北日本海側では、平年と同様に晴れの日が多いでしょう。東北太平洋側では、天気は数日の周期で変わる見込みです。
 気温は、平年並または高い確率ともに40%です。

2.東北地方の地域平均気温平年差の実況と数値予報による予測
 地域平均気温平年差の予測資料では、週別の平均気温は、1週目は平年を上回り、2週目、3〜4週目は平年付近の予想となっている。2週目、3〜4週目はその他の資料から高温傾向を考える。

東北地方地域平均気温平年差の実況と予測結果

3.月平均と1,2週目の上空の大気の流れの予想(500hPa 予想天気図)
1か月平均:本州付近は正偏差に覆われ、太平洋高気圧は日本の南で強く、西に張り出す。本州付近に西から暖かく湿った空気が流れ込みやすく、東北地方は期間の前半を中心に活発化した前線の影響を受けやすく、降水量は多くなる見込み。高温が予想される。

1週目:ユーラシア大陸から日本の東海上に正偏差が東西に広がり、日本付近は正偏差。太平洋高気圧は日本の南海上で強く、西へ張り出す。前線に向かって湿った空気が流れ込む。東北地方は曇りや雨の日が多く、高温傾向が予想される。

2週目:北日本付近は中国東北区からのびる負偏差に覆われる。東日本以西は正偏差で、梅雨前線は偏差の境界付近に停滞する。太平洋高気圧は日本の南で強い。高温傾向が予想される。

4.最近1週間(7月5日〜7月11日)の天候の経過
 この期間、前線が東北地方に停滞したため曇りや雨の日が多かった。また、暖かく湿った空気が流入し、各県で日最高気温が30℃を上回るなど、気温がかなり高くなった。5 日から6 日にかけて前線の活動が活発になり、東北日本海側を中心に大雨となり、秋田県では日降水量が100mmを超えた所があった。8 日から9 日にかけて暖かく湿った空気が流れ込んだため、青森県を除く各県で大雨となり、秋田県と山形県では日降水量が100mm を超えた所があった。10 日から11 日にかけて前線の活動が活発になり、福島県を除く各県で大雨となり、山形県では日降水量が100mmを超えた所があった。
 平均気温はかなり高い。降水量は東北日本海側でかなり多く、東北太平洋側で平年並。日照時間は東北日本海側でかなり少なく、東北太平洋側で平年並。

 気温偏差(℃)降水量(%)日照時間(%)
東北全域+3.3168 57
日本海側+2.5285 26
太平洋側+3.8 86 79
東北北部+3.3160 53
東北南部+3.3175 60
 
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