2013年仙台管区気象台発表予報
8月16日発表1ヶ月予報
本情報は仙台管区気象台発表の1ヶ月予報内容をお知らせします.
○8月16日発表 1ヶ月予報(8月17日から9月16日までの天候見通し)
<特に注意を要する事項>
期間のはじめは、気温がかなり高くなる可能性があります。
<予想される向こう1か月の天候>
向こう1か月の出現の可能性が最も大きい天候と、特徴のある気温、降水量等の確率は以下のとおりです。
天気は数日の周期で変わるでしょう。
向こう1か月の平均気温は、高い確率50%です。
週別の気温は、1週目は、高い確率60%です。2週目は、平年並または高い確率ともに40%です。3〜4週目は、平年並または高い確率ともに40%です。
<向こう1か月の気温、降水量、日照時間の各階級の確率(%)>
【気 温】
東北地方
【降 水 量】
東北日本海側
【降 水 量】
東北太平洋側
【日照時間】
東北日本海側
【日照時間】
東北太平洋側
凡例:
低い(少ない)
平年並
高い(多い)
<気温経過の各階級の確率(%)>
1週目
東北地方
2週目
東北地方
3〜4週目
東北地方
凡例:
低い
平年並
高い
1.可能性の大きな天候の特徴
向こう1か月
:8月17日(土)〜9月16日(月)
天気は数日の周期で変わるでしょう。期間のはじめは、気温がかなり高くなる可能性があります。
向こう1か月の平均気温は、高い確率50%です。
1週目
:8月17日(土)〜8月23日(金)
気圧の谷や湿った気流の影響で雲が広がりやすく、雨の降る所があるでしょう。
気温は、高い確率60%です。
2週目
:8月24日(土)〜8月30日(金)
東北日本海側では気圧の谷の影響により平年に比べ曇りや雨の日が多いでしょう。東北太平洋側では太平洋高気圧に覆われ晴れる日もありますが、気圧の谷の影響により曇りや雨の日もある見込みです。
気温は、平年並または高い確率ともに40%です。
3〜4週目
:8月31日(土)〜9月13日(金)
気圧の谷の影響を受け、天気は数日の周期で変わるでしょう。
気温は、平年並または高い確率ともに40%です。
2.東北地方の地域平均気温平年差の実況と数値予報による予測
地域平均気温平年差の予測資料では、週別の平均気温は、1週目は平年を大きく上回り、2週目、3〜4週目は平年付近の予想となっている。
3.月平均と1,2週目の上空の大気の流れの予想(500hPa 予想天気図)
1か月平均
:沿海州付近は負偏差で、東北地方は気圧の谷の影響を受けやすい。太平洋高気圧は日本の東から日本付近に張り出す。南西風が入りやすく、高温となる見込み。
1週目
:中国東北区からシベリア付近と、日本の南は負偏差。日本付近は正偏差で、太平洋高気圧は東日本以南を覆う。気温の高い日が多い見込み。
2週目
:日本付近の中緯度からシベリア、バイカル湖付近まで広く負偏差となるが偏差は小さい。太平洋高気圧はやや弱まり、沿海州付近で気圧の谷が深まる。東北地方は気圧の谷の影響を受けやすい。
4.最近1週間(8月9日〜8月15日)の天候の経過
この期間、太平洋高気圧に覆われ晴れて暑い日が多かったが、期間のはじめは気圧の谷の影響により雨の日があった。9 日は東北地方に暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となった。このため東北北部は大雨となり、秋田県と岩手県では200mm を超える記録的な大雨となった所があった。11 日は暖かく湿った空気の影響により秋田県で大雨となった所があった。
平均気温は東北日本海側で高く、東北太平洋側でかなり高い。降水量は東北北部で多く、東北南部でかなり少ない。日照時間は東北日本海側で多く、東北太平洋側でかなり多い。
気温偏差(℃)
降水量(%)
日照時間(%)
東北全域
+2.5
78
154
日本海側
+2.1
65
127
太平洋側
+2.7
87
173
東北北部
+2.3
156
146
東北南部
+2.6
8
161
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