2013年仙台管区気象台発表予報

8月23日発表1ヶ月予報


 本情報は仙台管区気象台発表の1ヶ月予報内容をお知らせします.

○8月23日発表 1ヶ月予報(8月24日から9月23日までの天候見通し)
<予想される向こう1か月の天候>
 向こう1か月の出現の可能性が最も大きい天候と、特徴のある気温、降水量等の確率は以下のとおりです。
 天気は数日の周期で変わりますが、平年に比べ曇りや雨の日が多いでしょう。
 向こう1か月の平均気温は、平年並または高い確率ともに40%です。降水量は、平年並または多い確率ともに40%です。日照時間は、平年並または少ない確率ともに40%です。
 週別の気温は、1週目は、平年並の確率50%です。2週目は、平年並または高い確率ともに40%です。3〜4週目は、平年並または高い確率ともに40%です。

<向こう1か月の気温、降水量、日照時間の各階級の確率(%)>
【気  温】東北地方
【降 水 量】東北地方
【日照時間】東北地方
凡例:低い(少ない)平年並高い(多い)
<気温経過の各階級の確率(%)>
1週目東北地方
2週目東北地方
3〜4週目東北地方
凡例:低い平年並高い

1.可能性の大きな天候の特徴
向こう1か月:8月24日(土)〜9月23日(月)
 天気は数日の周期で変わりますが、平年に比べ曇りや雨の日が多いでしょう。
 向こう1か月の平均気温は、平年並または高い確率ともに40%です。降水量は、平年並または多い確率ともに40%です。日照時間は、平年並または少ない確率ともに40%です。

1週目:8月24日(土)〜8月30日(金)
 気圧の谷や湿った気流の影響で雲が広がりやすく、雨の降る所があるでしょう。
 気温は、高い確率60%です。

2週目:8月31日(土)〜9月6日(金)
 高気圧に覆われて晴れる日が多いですが、期間のはじめと終わりは気圧の谷の影響で雲が広がりやすいでしょう。
 気温は、平年並の確率50%です。

3〜4週目:9月7日(土)〜9月20日(金)
 天気は数日の周期で変わりますが、気圧の谷や湿った気流の影響を受けやすく、平年に比べ曇りや雨の日が多いでしょう。
 気温は、平年並または高い確率ともに40%です。

2.東北地方の地域平均気温平年差の実況と数値予報による予測
 地域平均気温平年差の予測資料では、週別の平均気温は、1週目、2週目は平年付近、3〜4週目は平年を上回る予想となっている。

東北地方地域平均気温平年差の実況と予測結果

3.月平均と1,2週目の上空の大気の流れの予想(500hPa 予想天気図)
1か月平均:中国東北区から日本付近は負偏差だが偏差は小さい。気圧の谷は沿海州付近にあり太平洋高気圧は日本の東で強い。日本付近は気圧の谷の影響を受けやすく、湿った暖かい空気が入り高温傾向、降水量は多い傾向、日照時間は少ない傾向が見込まれる。

1週目:シベリア付近から日本付近まで負偏差が広がる。前線が本州の南岸まで南下し、東北地方は高気圧に覆われる日が多い。気温は平年並を見込む。

2週目:中国東北区から日本の南は負偏差だが、北日本は正偏差に変わる。気圧の谷は中国東北区付近にあり、太平洋高気圧は日本の東海上で強く、日本付近は西谷傾向。気圧の谷の影響を受けやすく、暖かく湿った空気が入りやすい。東北地方は曇りや雨の日が多く、高温傾向。

4.最近1週間(8月16日〜8月22日)の天候の経過
 この期間、東北北部は前線の影響により曇りや雨の日が多かったが、東北南部は太平洋高気圧に覆われ晴れの日が多かった。暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で東北北部を中心に気温はかなり高くなった。16 日は大気の状態が不安定となり、福島県で大雨となった所があった。19 日から21 日にかけて前線が東北地方を南下したため、各県で大雨となった所があった。
 平均気温は東北北部でかなり高く、東北南部で高い。降水量は東北日本海側で多く、東北太平洋側で平年並。日照時間は東北北部で少なく、東北南部で平年並。

 気温偏差(℃)降水量(%)日照時間(%)
東北全域+2.3132100
日本海側+2.0181 86
太平洋側+2.5 98109
東北北部+2.6162 83
東北南部+2.0106115
 
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