2013年仙台管区気象台発表予報
9月6日発表1ヶ月予報
本情報は仙台管区気象台発表の1ヶ月予報内容をお知らせします.
○9月6日発表 1ヶ月予報(9月7日から10月6日までの天候見通し)
<予想される向こう1か月の天候>
向こう1か月の出現の可能性が最も大きい天候と、特徴のある気温、降水量等の確率は以下のとおりです。
東北日本海側では、天気は数日の周期で変わるでしょう。東北太平洋側では、天気は数日の周期で変わり、平年と同様に曇りや雨の日が多い見込みです。
向こう1か月の平均気温は、平年並または高い確率ともに40%です。
週別の気温は、1週目は、平年並または高い確率ともに40%です。2週目は、平年並または高い確率ともに40%です。
<向こう1か月の気温、降水量、日照時間の各階級の確率(%)>
【気 温】
東北地方
【降 水 量】
東北日本海側
【降 水 量】
東北太平洋側
【日照時間】
東北日本海側
【日照時間】
東北太平洋側
凡例:
低い(少ない)
平年並
高い(多い)
<気温経過の各階級の確率(%)>
1週目
東北地方
2週目
東北地方
3〜4週目
東北地方
凡例:
低い
平年並
高い
1.可能性の大きな天候の特徴
向こう1か月
:9月7日(土)〜10月6日(日)
低気圧と高気圧が交互に通過し、天気は数日の周期で変わりますが、東北太平洋側では平年と同様に曇りや雨の日が多い見込みです。
向こう1か月の平均気温は、平年並または高い確率ともに40%です。
1週目
:9月7日(土)〜9月13日(金)
期間のはじめと終わりは、気圧の谷や前線の影響で曇りや雨となりますが、中頃は高気圧に覆われて晴れるでしょう。
気温は、平年並または高い確率ともに40%です。
2週目
:9月14日(土)〜9月20日(金)
低気圧と高気圧が交互に通過し、東北日本海側では天気は数日の周期で変わるでしょう。東北太平洋側では曇りや雨の日が多い見込みです。
気温は、平年並または高い確率ともに40%です。
3〜4週目
:9月21日(土)〜10月4日(金)
低気圧と高気圧が交互に通過し、天気は数日の周期で変わるでしょう。
気温は、各階級の確率の偏りは小さい。
2.東北地方の地域平均気温平年差の実況と数値予報による予測
地域平均気温平年差の予測資料では、週別の平均気温は、1週目は平年付近、2週目は平年を上回り、3〜4週目は平年付近の予想となっている。
3.月平均と1,2週目の上空の大気の流れの予想(500hPa 予想天気図)
1か月平均
:日本付近は広く正偏差に覆われ、北日本でやや偏差が大きい。これまで続いた日本付近の気圧の谷場は解消し、低気圧と高気圧が交互に通過するようになる。東北地方の天気は数日の周期で変わる見込み。気温は高い傾向が予想される。
1週目
:華北は負偏差、日本付近は正偏差となる。期間の後半は太平洋高気圧が張り出し、暖かい空気に覆われる。気温は高い傾向が予想される。
2週目
:東シナ海は負偏差となり、日本付近の正偏差は続く。1週目よりも西谷が深くなり、本州南岸に南から暖かく湿った空気が流れ込みやすくなる。気温は高い傾向が予想される。低気圧と高気圧が交互に通過するが、本州南岸の前線の影響を受け、東北太平洋側では曇りや雨の日が多い見込み。
4.最近1週間(8月30日〜9月5日)の天候の経過
この期間、前線が本州付近に停滞したため、雨の日が続いた。8 月30 日から31 日にかけては各県で大雨となり、青森県と秋田県で日降水量が100mm を超えた所があった。9 月2 日から4 日にかけては東北北部を中心に、5 日は東北太平洋側で大雨となった所があった。
平均気温は東北北部で平年並、東北南部で高い。降水量は東北北部でかなり多く、東北南部で多い。日照時間は東北北部でかなり少なく、東北南部で少ない。
気温偏差(℃)
降水量(%)
日照時間(%)
東北全域
+1.2
217
50
日本海側
+0.7
264
48
太平洋側
+1.5
184
52
東北北部
+0.7
267
39
東北南部
+1.5
172
61
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