2013年仙台管区気象台発表予報

9月20日発表1ヶ月予報


 本情報は仙台管区気象台発表の1ヶ月予報内容をお知らせします.

○9月20日発表 1ヶ月予報(9月21日から10月20日までの天候見通し)
<予想される向こう1か月の天候>
 向こう1か月の出現の可能性が最も大きい天候と、特徴のある気温、降水量等の確率は以下のとおりです。
 天気は数日の周期で変わるでしょう。
 向こう1か月の平均気温は、高い確率50%です。
 週別の気温は、1週目は、平年並または高い確率ともに40%です。2週目は、高い確率50%です。3〜4週目は、平年並または高い確率ともに40%です。

<向こう1か月の気温、降水量、日照時間の各階級の確率(%)>
【気  温】東北地方
【降 水 量】東北日本海側
【降 水 量】東北太平洋側
【日照時間】東北日本海側
【日照時間】東北太平洋側
凡例:低い(少ない)平年並高い(多い)
<気温経過の各階級の確率(%)>
1週目東北地方
2週目東北地方
3〜4週目東北地方
凡例:低い平年並高い

1.可能性の大きな天候の特徴
向こう1か月:9月21日(土)〜10月20日(日)
 低気圧と高気圧が交互に通過し、天気は数日の周期で変わるでしょう。
 向こう1か月の平均気温は、高い確率50%です。

1週目:9月21日(土)〜9月27日(金)
 期間のはじめは高気圧に覆われて概ね晴れますが、その後は気圧の谷や湿った気流の影響で、曇りや雨の日が多いでしょう。
 気温は、平年並または高い確率ともに40%です。

2週目:9月28日(土)〜10月4日(金)
 低気圧と高気圧が交互に通過し、天気は数日の周期で変わるでしょう。
 気温は、高い確率50%です。

3〜4週目:10月5日(土)〜10月18日(金)
 低気圧と高気圧が交互に通過し、天気は数日の周期で変わるでしょう。
 気温は、平年並または高い確率ともに40%です。

2.東北地方の地域平均気温平年差の実況と数値予報による予測
 地域平均気温平年差の予測資料では、週別の平均気温は、1週目、2週目、3〜4週目とも平年を上回る予想となっている。

東北地方地域平均気温平年差の実況と予測結果

3.月平均と1,2週目の上空の大気の流れの予想(500hPa 予想天気図)
1か月平均:日本付近は正偏差で、暖かい空気に覆われる。東北地方は、低気圧と高気圧が交互に通過し、天気は数日の周期で変わるが、南からの湿った気流の影響で、東北太平洋側では、降水量が平年よりやや多い傾向。高温が予想される。

1週目:北海道以北と本州の南は広く負偏差、本州付近は正偏差。期間のはじめは、高気圧に覆われ、晴れの日が多いが、その後は前線や湿った気流の影響で曇りや雨の日が多い見込み。期間の前半を中心に暖かい空気が流れ込むため、高温傾向が予想される。

2週目:中緯度帯は広く正偏差となり、北日本からアリューシャンの南にかけて明瞭な正偏差。大陸から移動してくる高気圧の影響で暖かい空気に覆われるため、高温が予想される。天気は数日の周期で変わるが、東北太平洋側では、南からの湿った気流の影響で雲が広がりやすい見込み。

4.最近1週間(9月13日〜9月19日)の天候の経過
 期間のはじめは高気圧に覆われて晴れたが、期間の中頃は前線や台風の影響で大雨となった。期間の終わりは、大陸から移動してきた高気圧に覆われて晴れの日が続いた。15 日から16 日にかけては、台風第18 号が日本の南を北上し本州を縦断したため各県で大雨となり、15 日は宮城県と福島県で、16 日は東北北部を中心に日降水量が100 oを超えた所があった。
 平均気温は高い。降水量は東北北部でかなり多く、東北南部で多い。日照時間は東北北部で多く、東北南部でかなり多い。

 気温偏差(℃)降水量(%)日照時間(%)
東北全域+1.6223136
日本海側+1.4257130
太平洋側+1.8199141
東北北部+1.7295123
東北南部+1.5159149
 
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