図説:東北の稲作と冷害

1か月予報が利用しやすくなります


仙台管区気象台は、平成14年3月1日(金曜日)から、1か月予報の構成を変更し、内容の充実を図ると共に分かりやすい記述への改善を図ります。

1.新しい予報文の構成
予報文の前半で予想される天候の特徴を文章で分かりやすく記述すると共に、後半では確率表現による予報を掲載し、内容の充実も図ります。
・<特に注意を要する事項>を、必要に応じて、予報文の冒頭に設けます。
低温の持続や少雨など平年と大きく異なる天候や顕著な天候が予想される場合や、これらの現象が続いている場合には、実況の経過や今後の見通しを記述します。

・<予想される向こう1か月の天候>を設け、向こう1か月の天候の概要を文章で分かりやすく記述します。
具体的には『平年に比べて晴れる日が多い』など天気の特徴や、『1か月平均気温は高い』といった気温、降水量等の特徴、週別の気温予報について平易な文章で記述します。

・<向こう1か月の気温、降水量、日照時間、降雪量の各階級の確率(%)>では、
これまでと同様、向こう1か月の気温、降水量等の各階級の確率をグラフで表示します。

・<気温経過の各階級の確率(%)>を設けます。
週別の気温予報について、各階級の確率をグラフで表示します。

2.予報文の例
新しい東北地方1か月予報例
東北地方 1か月予報
(6月15日から7月14日までの天候見通し)

平成XX年6月14日
仙台管区気象台発表

<特に注意を要する事項>
 東北地方は、6月に入って東北太平洋側を中心に気温の低い状態が続いていますが、向こう1か月も気温が平年を上回る可能性は小さく、気温の低い状態は当分続く見込みです。

<予想される向こう1か月の天候>
 向こう1か月の可能性の大きな天候は以下のとおりです。
 東北地方では、向こう1か月は平年に比べ曇りや雨の日が多いでしょう。期間の前半を中心に、気温は低い見込みです。
 向こう1か月の気温は低いでしょう。降水量は平年並か多い見込みです。日照時間は少ない見込みです。
 週別の気温は1週目と2週目は低く、3〜4週目は平年並か低い見込みです。

<向こう1か月の気温,降水量,日照時間の各階級の確率(%)>
向こう1か月の気温、降水量、日照時間、降雪量の各等級の確率(%)

<気温経過の各階級の確率(%)>
向こう1か月の気温、降水量、日照時間、降雪量の各等級の確率(%)

<予報の対象期間>
1か月   :6月15日(土)〜 7月14日(日)
1週目   :6月15日(土)〜 6月21日(金)
2週目   :6月22日(土)〜 6月28日(金)
3〜4週目 :6月29日(土)〜 7月12日(金)

<次回発表予定等>
1か月予報:毎週金曜日 14時30分 次回は6月21日(金)
3か月予報:6月20日(木) 14時00分

今までの東北地方1か月予報例
東北地方 1か月予報
(6月15日から7月14日までの天候見通し)

平成XX年6月14日
仙台管区気象台発表

<向こう1か月の気温,降水量,日照時間の各階級の確率(%)>
向こう1か月の気温、降水量、日照時間、降雪量の各等級の確率(%)

 向こう1か月の気温は、低い可能性が最も大きく、その確率は50%です。
 降水量は、平年並か多い可能性が大きく、その確率はそれぞれ40%です。
 日照時間は、少ない可能性が最も大きく、その確率は50%です。

<可能性の大きな気温経過>
 1週目(6月15日(土)から6月21日(金))
  気温 東北地方 低い
  なお、詳細については毎日発表される週間天気予報をご利用下さい。
 2週目(6月22日(土)から6月28日(金))
  気温 東北地方 低い
 3〜4週目(6月29日(土)から7月12日(金))
  気温 東北地方 低い

<天候の特徴>
 気温の低い状態は当分続く見込みです。

<次回発表予定>
1か月予報:毎週金曜日 14時30分 次回は6月21日(金)
3か月予報:6月20日(木) 14時00分

本件に関する問い合わせ先仙台管区気象台技術部気候・調査課
電話 (022)297-8110


 
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