水稲冷害研究チーム

早期警戒情報


1997年早期警戒情報(10月4日)

No.27


仙台管区気象台が10月3日に発表した向こう1か月の予報によると、この期間の第1週目は日本海側では気圧の谷や寒気の影響で曇りや雨が多く、気温は平年より低いと、次のように予報されています。

<概 要>
向こう1か月についてみると、
・平均気温は平年並みの可能性が大きい見込みです。
・降水量は平年並みの可能性が大きい見込みです。
・日照時間は平年並みの可能性が大きい見込みです。

○ 10月4日(土)から10月10日(金)
日本海側では気圧の谷や寒気の影響で曇りや雨が多く、太平洋側では天気が周期的に変わる見込み。
 平均気温は平年より低い見込み。(詳細は週間天気予報を参照)
○ 10月11日(土)から10月17日(金)
天気は数日の周期で変化する。
 平均気温は平年並みの見込み。
○ 10月18日(土)から10月31日(金)
天気は周期的に変化する。
平均気温は平年並みの見込み。

<予報の信頼度>
 向こう1か月:小さい、2週目:小さい、3〜4週目:小さい

 10月4日現在における冷害危険度地帯別にみた過去7日間の平均的な気象経過は、次の通りです。
このように、気温は平年より低いが、多照で推移しています。東北地域の水稲は現在登熟終期から刈り取り時期にあります。
今後1週間、天気はぐずつき、気温の低い状態がしばらく続く見込みです。地域・品種によっては登熟や刈り取りが遅れる可能性が予想されます。
品質向上のために適期刈り取りの励行が求められています。各県の技術指導情報を参考に、刈り取り適期を適正に判定することが重要です。

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