水稲冷害研究チーム
2011年早期警戒情報
2011年早期警戒情報
(9月17日)
No.22
仙台管区気象台が16日発表した向こう1か月予報によると、この期間、期間のはじめは、曇りや雨の日が多く、その後は天気は数日の周期で変わる見込み。
平均気温は均してみると平年並または高い確率が40%です。予想される気温区分確率は、第1週については低い可能性が20%、同平年並み40%、同高い40%。第2週については低い可能性が20%、同平年並み40%、同高い40%です。この先2週間の天候予想は次の通りです。
第1週目(9月17日〜9月23日):気圧の谷や前線の影響で雨の日が多い見込み。
気温は、平年並または高い確率40%。
第2週目(9月24日〜9月30日):天気は数日の周期で変わる見込み。
気温は、平年並または高い確率40%
また、この先1週間の予想によると、期間の前半は偏西風が北上した状態が続き,南から暖かい空気が入り、後半は蛇行の程度が大きくなり、北から寒気が入りやすい状態となると予想されます。
○
9月16日発表:1ヶ月予報(9月17日から10月16日)
9月23日現在における冷害危険度地帯別にみた過去7日間の平均的な気象経過は、次の通りです。
この地帯の詳細については
冷害危険度地帯とその特徴
をご覧ください。
現在、東北地域の水稲は黄熟期から成熟期にあります。
過去7日間の地帯別平均的気象経過は上表の通りです。気温は全般的にかなり高く推移しています。今後も気温は高く経過すると予想されています。品種や地域により成熟期〜収穫期に達しています。本情報にある気象障害監視のポイント、各種気温指標、玄米発育予測、参照リンクならびに各県の技術情報などを参考にして、収穫時期の判定と乾燥調製には細心の注意を払って下さい。
○成熟期に達している稲の速やかな刈り取りと適正な乾燥調製の励行
9月23日現在
警戒メッシュ説明:
登熟停止が懸念される最低気温として、八柳(1960)は10℃を設定している。それを基に、極端な低温が来た地域の移り変わりを、最低気温の前3日の移動平均値で図示する。(詳細は気象障害監視のポイントを参照。)
〜10℃
かなりの低温
10〜12℃
低温
12〜14℃
やや低温
14℃以上
reigai@ml.affrc.go.jp