2013年仙台管区気象台発表予報

2月1日発表1ヶ月予報


 本情報は仙台管区気象台発表の1ヶ月予報内容をお知らせします.

○2月1日発表 1ヶ月予報(2月2日から3月1日までの天候見通し)

<予想される向こう1か月の天候>
 向こう1か月の出現の可能性が最も大きい天候と、特徴のある気温、降水量等の確率は以下のとおりです。
 東北日本海側では、平年と同様に曇りや雪の日が多いでしょう。東北太平洋側では、平年と同様に晴れの日が多い見込みです。
 週別の気温は、1週目は、平年並または高い確率ともに40%です。

<向こう1か月の気温、降水量、日照時間の各階級の確率(%)>
【気  温】東北地方
【降 水 量】東北地方
【日照時間】東北日本海側
【日照時間】東北太平洋側
【降 雪 量】東北日本海側
凡例:低い(少ない)平年並高い(多い)
<気温経過の各階級の確率(%)>
1週目東北地方
2週目東北地方
3〜4週目東北地方
凡例:低い平年並高い

1.可能性の大きな天候の特徴
向こう1か月:2月2日(土)〜3月1日(金)
 冬型の気圧配置となる日が多いですが、期間の前半は気圧の谷の影響を受けやすいでしょう。東北日本海側では平年と同様に曇りや雪の日が多く、東北太平洋側では平年と同様に晴れの日が多い見込みです。

1週目:2月2日(土)〜2月8日(金)
 気圧の谷や寒気の影響で雲が広がりやすく、東北日本海側を中心に曇りや雪または雨の日が多いでしょう。なお、明日(2日)から明後日(3日)にかけて発達する低気圧の影響で、荒れた天気となるおそれがあります。
 気温は、平年並または高い確率ともに40%です。

2週目:2月9日(土)〜2月15日(金)
 冬型の気圧配置の影響は平年よりやや弱く、気圧の谷の影響を受けやすいでしょう。東北日本海側では平年と同様に曇りや雪の日が多く、東北太平洋側では平年に比べ晴れの日が少ない見込みです。
 気温は、各階級の確率の偏りは小さい。

3〜4週目:2月16日(土)〜3月1日(金)
 冬型の気圧配置となる日が多いでしょう。東北日本海側では平年と同様に曇りや雪の日が多く、東北太平洋側では平年と同様に晴れの日が多い見込みです。
 気温は、各階級の確率の偏りは小さい。

2.東北地方の地域平均気温平年差の実況と数値予報による予測
 地域平均気温平年差の予測資料では、週別の平均気温は、1週目、2週目、3〜4週目ともに平年付近の予想となっている。

東北地方地域平均気温平年差の実況と予測結果

3.月平均と1,2週目の上空の大気の流れの予想(500hPa 予想天気図)
1か月平均:東シベリアから北海道にかけて負偏差、華中・華南から本州を通って太平洋北東部にかけて東西に正偏差となる。東北地方は正偏差と負偏差の境目となり、期間の前半を中心に低気圧の影響を受けやすく、寒気と暖気の影響を交互に受ける。気温は平年並で、降水量はやや多い傾向となる見込み。

1週目:日本付近は、北側に負偏差が東西に広がり、南側に正偏差が東西に広がる。東北地方は気圧の谷の影響を受けやすいが、強い寒気の影響は一時的で、気温は高い傾向を見込む。

2週目:日本付近は、北側に負偏差が東西に広がり、南側に正偏差が東西に広がる。気圧の谷の影響を受けやすく、東北太平洋側では平年に比べ晴れの日が少ない見込み。

4.最近1週間(1月25日〜1月31日)の天候の経過
 期間のはじめに低気圧が北日本を通過し、その後冬型の気圧配置が続いたが、期間の終わりは高気圧に覆われた。東北日本海側では曇りや雪の日が多く、東北太平洋側では晴れの日が多かった。25 日から26 日にかけては低気圧が発達しながら北日本を通過したため、各県で大雪となり、25 日は福島県と山形県で日降雪量50cm 以上の所があった。29 日から30 日にかけては冬型の気圧配置の影響で、東北日本海側を中心に大雪となった所があった。
 平均気温は平年並。降水量は東北日本海側で多く、東北太平洋側で平年並。日照時間は多い。

 気温偏差(℃)降水量(%)日照時間(%)
東北全域-0.1 99120
日本海側 0.0144123
太平洋側-0.1 67118
東北北部+0.2 67119
東北南部-0.3127121
 
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