図説:東北の稲作と冷害

2011年1月1日から平年値の更新


仙台管区気象台から、2011年1月1日から平年値を更新し、階級区分を変更するとのお知らせがありましたので、ここにご紹介します。

 気温や降水量などの平年値を2011年5月に更新します。2011年5月18日以降は、1981年から2010年の30年間の平均値を平年値として使用します。


1.平年値の更新と使用開始時期
(1)平年値の更新
 平年値は、その時々の気象(気温、降水量、日照時間等)や天候(冷夏、暖冬、少雨、多雨等)を評価する基準として利用されると共に、その地点の気候を表す値として用いられています。
 気象庁では、西暦年の1の位が1の年から続く30 年間の平均値をもって平年値とし、10 年ごとに更新しています。現在は、1971〜2000 年の観測値による平年値を使用していますが、今年は平年値を更新する年にあたり、1981〜2010 年の観測値による新しい平年値を作成しました。
 気象庁では、平成23 年(2011 年)5 月18 日に、この平年値の使用を開始します。これにより、季節予報や天候の解説等で用いている各種平年値が新しくなります。

(2)新平年値の特徴
 気象官署(特別地域気象観測所を含む)における平均気温の新平年値は、現平年値よりも全国的に+0.2〜0.4℃程度高くなります。この要因として、温室効果ガス増加による地球温暖化のほか、数十年周期の自然変動が考えられ、地点によっては都市化の影響も加わっていると考えられます。また、冬の気温の上昇に関連して、日本海側の多くの地点で降雪量が10%以上減少します。

2001年1月1日から平年値の更新と階級区分の変更
(地上気象観測・アメダス)
本件に対する問い合わせ
気象庁観測部
観測課統計室
電話(03)3212-8341(内線4154)

 
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